「ミスター・ゲーゲンプレッシング」 “トップ下”香川の守備を米メディアも高評価

攻撃も奮闘「良いツイストやターンを見せた」

 香川は10点満点中「7点」とチーム2位タイの高得点で、「“Mr.ゲーゲンプレッシング”はハビ・マルティネスから巧みにボールを奪い、この試合でドルトムント最初のビッグチャンスを作り出した」と守備から決定機を生み出した働きが絶賛されている。

 その他にも前半32分には1対1で対峙したオーストリア代表DFダビド・アラバの股の下を抜く左足のシュートがわずかに枠を外れるなど、惜しいシーンも作り出した香川。「この日本代表は不安定な状況から解放されるために、いくつか良いツイストやターンを見せた」と攻撃で奮闘するシーンがピックアップされている。

 同メディアで最高評価となったのは、バイエルン相手にも自慢のスピードで局面を打開したアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチで、「9点」という敗戦のゲームにしては異例の高得点となっている。香川と並ぶ「7点」を獲得したのは、代わって途中出場したドイツ代表MFマリオ・ゲッツェで、「68分に素晴らしかったシンジ・カガワと交代。約20分間ピッチに立ち、左サイドのプリシッチを活気づけた。ここ数週間でベストな選手を先発させなかったのはドルトムントの恥だ」と寸評されている。

 ワースト評価はトルコ代表DFエメル・トプラクで「2点」で、「動きが鈍い」とCBとしてのプレーを酷評されている。右ウイングとして先発したウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコも決定機をものにすることができず、「3点」という辛口採点になった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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