苦境のヘルタ原口、紆余曲折の日々を独メディア特集 「ハラグチ、悪い時へ逆戻り」

監督絶賛から一転、評価は再び波打つ状況に

 ダルダイ監督も「彼の働きはワールドクラスだった」と称えるパフォーマンスで、今回の記事でも「美しいアシスト」と絶賛されている。これで上昇気流に乗ったかに思われたが、その矢先に起きたのが冒頭で触れたシャルケ戦での退場劇だった。

 試合の前半44分という早い時間に原口はオーストリア代表FWギド・ブルクシュタラーにスパイクの裏を見せる危険なタックルを見舞い、一発退場処分。これには原口を絶賛していたダルダイ監督も「不要だった」と苦言を呈さざるを得なかった。

 これにより原口への評価は再び大きく波打つ状況となっている。記事では「この敏捷なウインガーは2試合出場停止となり、再び2番手に落ちてしまう可能性がある」、「この退場で日本人選手が困難に陥ることは疑いようのないこと」など原口の立場が危うくなると指摘している。

 苦境の26歳はこの逆境を跳ね除けることができるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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