レアル・マドリードのウェールズ代表MFギャレス・ベイルが、チームの不振でパフォーパンスに批判が集まる中、今夏の移籍市場でオファーの内容次第ではマンチェスター・ユナイテッド(マンU)に移籍する意向であることが分かった。英地元紙「サンデー・ミラー」が報じている。 2年前に史上最高額の8530万ポンドでトットナムからレアルに移籍した快足ウインガーは守備面での貢献の低さや、決定機でフリーの同僚にパスを出さない強引なプレーからサンティアゴ・ベルナベウでブーイングの対象となっている。 記事では、「ベイルはベルナベウで疑問の声を打 ち消すために来季プレーする準備を固めていたが、正しいオファーがプレミアから届いた場合は復帰に前向きになった。マンU加入に常に前向きであり、適正なオファーが届けば、大きく心を動かされることになる」と伝えられている。 また、ベイルは2歳の娘を英国で教育を受けさせたいと考えているとも報じられており、プライベートの問題もある様子だ。 現在4位のマンUは今夏の移籍市場でも昨年と同額の270億円の補強費を投入予定だ。モナコから期限付き移籍中のコロンビア代表FWラダメル・ファルカオの買い取りオプションは行使せず、補強リストの上位にいるベイル獲得の資金面での支障はない。一方、レアルは今夏にマンUのスペイン代表GKダビデ・デ・ヘアの獲得を目指しており、両クラブ は夏に向けて一大オペレーションを進めることになるかもしれない。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images