ハリルJ現状のベストメンバーは? 11月の欧州遠征に向けた「各ポジションの勢力図」

2017年招集選手を対象に、10月2連戦の結果も踏まえて本大会同様の23人選出を想定

 日本代表は10日の国際親善試合ハイチ戦を3-3の引き分けで終え、6日のニュージーランド戦と合わせた「10月シリーズ」2連戦を終えた。これまでの主力クラスを多く起用したニュージーランド戦(2-1)と、出場機会の少なかった選手にチャンスを与えたハイチ戦に分かれたが、バヒド・ハリルホジッチ監督はハイチ戦後、低調な試合ぶりに「チャンスを与えたら、もうちょっと違ったものを見せてほしかった。そこが失望しているところだ」と、怒りの収まらない様子を見せた。

 そうしたなかで日本代表は、来月に欧州遠征を実施。11月10日にフランスのリールでブラジル代表と、14日にベルギー代表(会場未定)というロシア・ワールドカップ(W杯)出場を決めている強豪国との2連戦を行う。テスト色の強かった10月シリーズを踏まえ、本番を想定した強豪相手の強化試合にハリル監督はどのようなメンバーを選ぶのか。

 ここでは現状のベスト布陣で臨むであろう「11月欧州遠征メンバー」を予想。便宜上、招集メンバーを本大会と同じ「23人」となることを前提にし、8つに分類したポジション名横にカッコ書きでそれぞれの「予想人数枠」を明記。対象選手は「2017年に招集経験のあるメンバー」で、序列評価は以下の4段階に分けている。

◎=メンバー入り濃厚

○=当落線上

▲=10月招集外も選出の可能性

△=現状ではメンバー入り困難

    ◇    ◇    ◇

■GK(3枠)

◎ 川島永嗣(メス)

◎ 中村航輔(柏)

〇 東口順昭(G大阪)

▲ 西川周作(浦和)

△ 林 彰洋(FC東京)

 川島がハリル監督の信頼をつかんでいる上に、東口は出場したハイチ戦で3失点と厳しい印象を残してしまった。ハリル監督は10月シリーズのメンバー発表会見で「西川も最近、調子は上がってきている」と話し、一時の不振から脱しつつあると評価しているだけに、11月に入れ替えが起こる可能性はある。西川が戻る場合の年齢構成を踏まえれば、同世代の東口との入れ替えで中村を残す可能性が高いのではないだろうか。

 

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