W杯欧州予選、“悲運”の2位チームはどこに? 最終戦で番狂わせが起きれば…

ギリシャが握る命運、最下位に勝利濃厚も…

 H組の2位はギリシャで勝ち点「16」、3位ボスニア・ヘルツェゴビナは同「14」となっている。このため、ギリシャが最終戦で勝利して2位を確保すると、勝ち点が「19」まで伸びるためスロバキアの敗退が決定。ギリシャが引き分けに終わった場合は同「17」止まりとなるため、スロバキアのプレーオフ進出が決まる。

 このため、日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督の祖国でH組3位のボスニア・ヘルツェゴビナは、最終戦に勝てば勝ち点を「17」に伸ばし、ギリシャが引き分け以下に終わればグループ2位に浮上するものの、すでにプレーオフ進出の可能性は断たれており、予選敗退が決まっている。

 最終戦でギリシャが対戦するのは最下位ジブラルタルで、それもホームでの対戦。アウェーでの初戦で4-1と勝利している上に、ジブラルタルは今予選9戦全敗となっており、ギリシャが勝利する可能性が非常に高いと言えるだろう。

 イタリア・セリエAの強豪ナポリの中心選手であるMFマレク・ハムシクなどを擁し、混戦グループで2位を確保したスロバキアだが、W杯本大会への道はジブラルタルの“超”がつくほどの番狂わせを期待するしかない厳しい状況となっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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