フランスで巻き起こる“ベンゼマ待望論” 同世代のナスリも「起用しないのは馬鹿げている」

W杯出場を懸けた一戦を前に浮上した、元エース復帰を求める声

 ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループAは、現地時間10日にラスト1試合が行われる。スウェーデン、オランダと同居した激戦区で首位に立つフランスは、ホームでのベラルーシ戦に勝利すればロシアへの切符を手に入れられるが、この大事なタイミングでアンタルヤスポル所属の元フランス代表MFサミル・ナスリらが、“カリム・ベンゼマ待望論”を口にしているという。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 昨夏の自国開催の欧州選手権で準優勝するなど、ディディエ・デシャン監督の下でフランスは順調に強化を進めている。しかし厳格な指揮官はチーム全体に規律を求め、物議を醸しがちなナスリを2013年から招集せず、ベンゼマも当時の代表の同僚MFマテュー・ヴァルブエナのセックステープを巡る恐喝事件が起きて以降、チームから“追放”している。この状況について、ベンゼマと同じ1987年生まれの“黄金世代”の一員で、長年にわたって代表で共闘してきたナスリは、こう残念がっている。

「彼が代表に帰って来てほしいから、すごく残念だよ。彼はマドリードでレギュラーとなってから9~10年も経っているし、才能を認識しないといけないんだ。ベンゼマのような選手を起用しないのは馬鹿げているし、カリム、ムバッペ、グリーズマン、デンベレといった面々が並ぶ攻撃陣が実現したらファンタスティックだろう」

 

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