リオ五輪主将のMF遠藤航 キャプテン長谷部不在で持論「いない時にチームが良くないと…」

「五輪経由A代表」の中核となれるか

「代表だと中盤で呼ばれて、またポジションが違うわけで。代表のシステムとレッズのシステムでは戦い方が違うので、あまり代表とリンクはさせられないですよね。でも、もちろん自分が出たらというイメージはレッズでも代表でもしますよ」

 だからこそ、「代表に呼ばれること自体が中盤でプレーするチャンスをもらえるということですからね。それを有意義な時間にしたいという思いはあるので」と、代表に招集されることの喜びも語った。

 五輪からワールドカップの2年間で必ずテーマになるのは、五輪経由でA代表の中核になる存在が出てくるかどうか。世代のキャプテンとして中心になってきた遠藤が、その切符をつかまないわけにはいかない。ユーティリティープレーヤーであるのも強みだが、まずは中盤の一角としてのサバイバルに強い思いを見せている。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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