C・ロナウド、メキシコ地震で亡くなった6歳少年を追悼 その行動に祖母が感謝の念

ロナウドがツイッターで追悼メッセージ スペイン紙が少年の祖母の声を伝える

 メキシコで現地時間19日に発生した大地震は、数多くの被害者を出す惨事となっている。サッカー界でもこの災害に心を痛める人々は多いが、レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドもその一人だ。自身のツイッターを通じて、ある追悼メッセージを記している。

「この苦しみの時、私はサンティアゴの家族、そして愛する人々を失った多くの家族に大きな抱擁を送りたい」

 この言葉とともにレアル・マドリードの背番号7のユニフォームにメッセージとサインを記したロナウドの表情は、ピッチ上の闘争心あふれるプレーと打って変わった神妙な表情を浮かべていた。

 ロナウドが口にした「サンティアゴ」とは、今回のメキシコ大地震によって倒壊した学校の下敷きになって亡くなった6歳の子ども、サンティアゴ・フローレスくんのことだ。サンティアゴくんは生前、ロナウドの大ファンとして報じられており、このニュースを聞き心を痛めたロナウドがツイッターでメッセージを発信したのだ。

 スペイン紙「AS」によると、フローレスくんの叔母はソーシャルメディアを通じて「彼にインスピレーションを与えてくれてありがとう。彼はすでにフットボールに興じていて、あなたのようになりたいと思っていた。彼はあなたの試合を見て、あなたのようなゴールパフォーマンスをしていた。今彼は天使となり、天国へと旅立った。心から、あなたがくれたたくさんのインスピレーションに感謝したい」とロナウドに感謝の念を伝えている。

 ロナウドがユニフォームに記したメッセージには「僕にとってナンバー1のファンであるサンティアゴ、大いなる愛を」と記された。ロナウドの思いは大西洋を越えて、メキシコにも届いている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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