ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンのU-21イングランド代表FWサイド・ベラヒーノが、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)の試合観戦に訪れていたことが分かった。ベラヒーノにはかねてマンU移籍のうわさが上っていた。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。 マンUは9日、FA杯準々決勝でアーセナルと対戦し、本拠地オールド・トラッフォードで1-2の敗戦を喫した。この敗退により、マンUは昨季に引き続き、今季も無冠がほぼ決定的となった。 1トップを務めたイングランド代表FWウェイン・ルーニーが同点弾を収めたが、逆転ゴールを挙げることはで きなかった。最終的には、昨夏に放出したイングランド代表FWダニー・ウェルベックに決勝点を奪われ、ホームでの敗戦を余儀なくされた。 この一戦で注目されたのは、ピッチの中だけではなかったようだ。マンUが以前から調査を進めていたベラヒーノが、この試合の映像に映し出されたのだ。 ベラヒーノは今季12得点を決め、トットナムやリバプールなどのビッグクラブからも関心を寄せられていた。そして、マンUもベラヒーノの動向を追ってきた。今回の試合観戦によってうわさに拍車が掛かりそうだ。 ルイス・ファン・ハール監督は先日、リーグ戦で敗北を喫したスウォンジー戦後、「我々には20得点を決める選手がいない」とストライカー不足を嘆いていた。 オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーも負傷離脱し、早い段階でイングランドの新鋭の獲得に本腰を入れることとなるのかもしれない。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images