マンCがMFウィルシャー獲得へ その背景に潜むFA協会の規定

ミルナー放出で新たなイングランド人の確保へ

 マンチェスター・シティがアーセナルのイングランド代表MFジャック・ウィルシャーの獲得に乗り出す可能性を英地元紙「デイリー・スター」が報じている。
 同紙は、マンCがプレミアリーグで規定されているルールにより、イングランド人の登録メンバーを増やさなければならない状況だと伝えた。
 その規定は2010年に設けられ、登録メンバー25人のうち8人が「home grown」でなければいけないというものだ。この該当範囲には、イングランド人以外にも「21歳の誕生日までに3シーズンもしくは36ヵ月以上、FA協会もしくはウェールズFAに所属するクラブに在籍したプレーヤー」も含むと定められている。
 マンCは今季終了後にイングランド代表MFジェームズ・ミルナーが契約満了を迎え、新契約の交渉も暗礁に乗り上げている。そのため、規定の順守に向け、新たなイングランド人の獲得に動くことを考慮している。
 
 そこで白羽の矢が立ったのがウィルシャーだという。アカデミー時代からアーセナルに所属してきたが、ここ数年は伸び悩み、安定した地位を築けていない。
 また、マンCはエバートンのイングランド代表MFロス・バークリーの動向も追っているといわれる。FA協会の規定を守った上で戦力アップを図るため、今夏の移籍市場に積極的に参入するかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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