マンUが今夏のベイル獲得を見据え、ディ・マリア放出に動く? 英紙が報じる

 

PSGへの売却を検討か

 

 マンチェスター・ユナイテッドが今夏にレアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルを獲得するために、今季開幕前に英国史上最高額の移籍金でレアルから補強したアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアを放出する可能性が浮上している。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

 今年1月に自宅が3人組の押し込み強盗の被害に遭ったディ・マリアは先週、マンチェスター・UのOBで元コーチ、フィル・ネビル氏所有のマンチェスター市内の高層マンションの一室に入居したという。

 記事では「ディ・マリアは自分の去就を熟考しているとみられているために、その住宅は借家だ。そして、クラブもディ・マリアの去就に注視している」と報じている。

 マンUが5970万ポンドという記録的な移籍金で獲得したウインガーは、最近途中交代が増えるなど、レアル時代の輝きを見せることができていない。そのためクラブは、同選手が移籍の可能性を示唆していたパリ・サンジェルマンに売却する方針に傾いているという。記事によると、マンUは損失を最小限に留め、ベイル獲得の軍資金に充てることも見据えているようだ。

 ベイルは常々レアル・マドリードへの残留希望を口にしているが、ユナイテッドの獲得の動きは加速している。プレミアリーグで今季4位以内を確保し、来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権を確保できれば、ベイルの考えを覆すことができると考えているという。また、ルイス・ファン・ハール監督はベイルのみならず、ボルシア・ドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルス、PSVのオランダ代表FWメンフィス・デパイを獲得する方針であることも伝えられている。

 今季モナコから期限付き移籍で獲得したコロンビア代表FWラダメル・ファルカオに関しても、完全移籍の買い取りオプションを行使しない方針をフランス地元メディアに報じられているオランダ人指揮官。ファルカオに続き、ディ・マリアにもわずか1年で見切りをつけるのか。その動向が注目されている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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