シメオネ監督がアトレチコとの契約延長を拒否 マンC就任に加速

マンCは無冠の場合、ペレグリーニ監督解任へ

 アトレチコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督はスペイン王者との延長契約を拒否し、来季マンチェスター・シティの指揮を執る可能性が浮上している。英地元紙「ミラー」が報じている。

 昨年リーガ王者にアトレチコを導いたシメオネ監督は2017年に契約満了を迎え、クラブ側は22年までの契約延長を提示されているが、未だ合意に至っていない。その理由にはシメオネ監督がマンCの次期監督就任を熱望しているからだと、報じられている。

 マンCのマヌエル・ペレグリーニ監督は4日のリーグ戦レスター・シティ戦では2-0と勝利を収めたが、昨節はリバプールとの上位直接対決で1-2の敗戦を喫したばかり。

 首位チェルシーは1日に行われたリーグカップ決勝により、1試合消化が少ない状況にある。マンCは現時点で最大勝ち点差8を離される可能性もあり、チェルシーの独走態勢を許してしまう格好となる。

 マンCは今季無冠に終わった場合、ペレグリーニ監督の解任に踏み切る方針であると伝えられている。後任として、バイエルンのペップ・グアルディオラ監督、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督、シメオネ監督の3人が浮上したが、グアルディオラ監督はバイエルンでの長期政権を希望することを記者会見で公言していた。アンチェロッティ監督も現在リーガ首位で優勝すれば、すんなり続投となる可能性が高い。

 

 昨季プレミアリーグ、リーグカップの2冠を収めたペレグリーニ監督は非情の解任となるのか。闘将シメオネがエティハド・スタジアムに勇姿を見せる可能性は高まっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング