本田、香川、岡崎…海外メディアがビッグ3限界論 世代交代に抗う「神聖な三叉の槍」

本田と岡崎、不遇の一因に指摘されたのは…

 本田はこの試合前から右ウイングのレギュラーの座を失っていた。パチューカに移籍したが、右ふくらはぎ肉離れの影響で今季リーグ戦は2試合途中出場したばかりとあって、試合勘に不安を残していた。香川はハリルジャパンのレギュラー格だが、6月のアジア最終予選シリア戦で左肩を脱臼。それにより今季キャンプで出遅れ、リーグ戦2試合連続スーパーサブ役だった。

 本田と香川はコンディションが万全でなかったものの、岡崎はレスターで今季開幕2試合連続ゴールと活躍。日本代表の誰よりも高いパフォーマンスと結果を出しているが、ハリル監督は故障明けのケルンFW大迫勇也を先発で起用。岡崎に出番が訪れたのは試合終了間際で、短いプレー時間しか与えられなかった。

 そして、ハリル監督はアジア中が恐れるビッグ3を差し置いて浅野、井手口を抜擢。その期待に応えるように二人がゴールを決める活躍を見せ、采配が見事に奏功している。

 本田と岡崎の不遇の一因として「年齢」を挙げている。「本田と岡崎はロシア大会がキックオフする頃には32歳となる。サッカーの世界では経験やベテランという言葉の間に漂う年代だ。どんな監督は若き血を求め始める」と指摘している。

 

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