去就騒動浮上のハリル監督が続投を明言 「ここで仕事を続けます」

オーストラリア戦後の会見での言動を自ら説明 「とある方々には残念かもしれないが…」

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が、20分以上の「モノローグ」の末、続投を明言した。31日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦後に「家庭の事情」に触れた指揮官は、この日会見を開いて今後も代表チームを率いることを明言した。

 会見に先立って田嶋幸三会長が「初戦のUAE戦から、1試合を残して突破を決められたことは会長として嬉しく、感慨深く思っています。ただ切符を取るだけが目的ではなく、本大会で素晴らしい試合をするのが目的。この1年間、チームをハリルホジッチ監督に引っ張っていってもらいたい。サウジアラビア戦も素晴らしい試合をしなければいけないと思っている」とフォローする言葉をかけた。

 続いてハリルホジッチ監督の会見となったが、自身の去就についてではなく、就任してからここまでのチームの歩み、また解任騒動を報じた一部報道を咎めるような趣旨の言葉が続いた。

 通訳を介して20分以上にも渡った会見の冒頭。退任か体制継続かなかなか明言しないなかで、最後にこのように言葉を発した。

「私は、とある方々には残念かもしれませんが、ここで仕事を続けます。いつまでかは分かりません。長いモノローグになってしまいましたが、チームが動揺することを避けたかったので、なぜそういう発言をしたかを説明しました」

 その後も会見は続いており、“ハリル独演会”の様相を呈している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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