大混戦のA組、韓国がイランと0-0ドロー 最終戦黒星で予選敗退の可能性が浮上

10人の相手を崩せず9大会連続のW杯出場権獲得はお預け

 ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループAの第9節が31日に行われ、同組2位の韓国は同1位のイランに0-0のスコアレスドローに終わり、9大会連続のW杯出場は最終節にお預けとなった。

 韓国は今予選のアウェーゲームで1分3敗と奮わず、前節終了後にウリ・シュティーリケ前監督を解任し、シン・テヨン氏が就任。また6月のカタール戦で右腕を骨折したFWソン・フンミンをスタメン起用するなど背水の陣を敷いた。

 すでに本大会出場を決めているとはいえ、8試合終了時点で6勝2分、無失点と抜群の安定感を発揮しているイランに対し、韓国は前半から積極的に仕掛けていく姿勢を見せた。試合は両チームとも一進一退の攻防を繰り広げたまま、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると真っ赤に染まったソウル・ワールドカップスタジアムがさらにヒートアップするなか、韓国が押し気味に試合を進める展開となる。後半7分にはイランのMFサイード・エザトラヒに一発レッドカードが提示され、韓国は一人多い状況で残り時間を進められることになった。

 しかし10人になって守りを固める形となったイランに、韓国は攻めあぐねる。後半29分には196センチの長身FWキム・シンウクを投入するなどゴールを狙いに来た。しかしゴールを最後までこじ開けられず、スコアレスのままタイムアップの笛を聞いた。

 

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