マンU対サンダーランドで誤審騒動 接触していない選手が退場に

ファン・ハール監督は「誰もがミスをする」

 2月28日のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)対サンダーランド戦で誤審騒動が起きた。
 2-0でマンUが勝利した一戦で、後半18分、オールド・トラッフォードは騒然とした。マンUのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオは、ボックス内で巧みなトラップで相手DFジョン・オシェイをかわすと、そのまま倒されてPKを獲得した。だが、ロジャー・イースト主審は、ファルカオを倒したオシェイではなく、近くにいたDFウェズ・ブラウンに退場を命じた。ブラウンも、オシェイもマンUのOBだけに、スタンドはざわついた。
 リプレーではオシェイがシュートを 打とうとしたファルカオを倒し、オシェイは突進を止めるために近寄っただけで、接触はなかった。
 試合後、レフェリー協会は「ロジャー・イーストの立ち位置からは、ジョン・オシェイとウェズ・ブラウンの2人からラダメル・ファルカオに対する接触があったと考えられた。ファルカオがシュートを打とうとした時に、ブラウンがファルカオにファウルを犯したと主審は考えたため、ブラウンを退場処分とした。この時点の後、主審は他の副審に確認したが、誰も主審にアドバイスできるようないいポジションにいなかった」と声明を発表し、判定は覆らなかった。
 一方、ルイス・ファン・ハール監督は試合後、衛星放送「スカイ・スポーツ」で「相手選手は間違った選手を退場させられたと感じ たようで、通常以上に抗議していた。あれはミスだ。私も含めて誰もがミスをする。起こりうることだ」と語り、誤審を主張しつつ、主審をかばった。
 2得点を決めたイングランド代表FWウェイン・ルーニーも「レフェリーは誤解した。彼らはもう一度状況を見直して、ウェズのレッドカードを撤回すると思うよ」と説明していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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