パチューカ本田、2戦連続の途中出場も得点に絡めず チームもティファナに1-2敗戦

日本代表合流前にプレー時間を伸ばし、復調ぶりをアピール

 パチューカの日本代表FW本田圭佑は、現地時間25日に行われたメキシコリーグ(リーガMX)第7節の敵地ティファナ戦の後半開始から出場。得点に絡むことはなかったが、右ふくらはぎ肉離れが癒えて2戦連続の出場でプレー時間を伸ばし、日本代表への合流に問題がないプレーぶりを示した。試合は1-2でパチューカが敗れている。

 本田は前節のヴェラクルス戦、後半途中からの出場ながらメキシコデビューと初ゴールを同時に達成。日本だけでなく、メキシコメディアのベストイレブンに選出されるなど、現地でも大きなインパクトを残した。中2日で臨んだ敵地ティファナ戦では初スタメンの期待もかかったが、この日もベンチでキックオフの笛を聞いた。

 試合はパチューカのMFアルフォンソ・グスマンが、前半12分で相手マーカーの足をスパイクで踏みつけたとの判定が下り、一発退場。パチューカは早々と10人での戦いを強いられ、同42分にはティファナのFWレオナルドに先制点を許し、1点ビハインドで前半を折り返した。

 苦境のパチューカは後半開始のタイミングから、1枚目のカードとして本田投入を決断。4-3-1-1システムのトップ下に入った「背番号02」は、積極的にボールを受けに行き、攻撃の起点になろうとの意欲を示した。しかしキープしてもフォローが少なく、ゴールに近づけるシーンはなかなか生まれなかった。攻めあぐねたパチューカだったが後半19分、右サイドのクロスから混戦となり、最後はDFホアキン・マルティネスが左足で蹴り込み1-1の同点に追いついた。

 しかし同41分、セットプレーからティファナに勝ち越し点を許し、パチューカは1-2と再びリードを許す。試合はこのままのスコアで終わり、本田は決定的なプレーに絡むことはできなかった。ただロシア・ワールドカップアジア最終予選のオーストラリア戦、サウジアラビア戦のために日本代表へと合流する本田からしてみれば、45分間のプレー時間はバヒド・ハリルホジッチ監督に向けて大きなアピールとなったはずだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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