本田が進退問題浮上のインザーギ監督を擁護 「すごく悩んでいると思う」

「この1年で監督にこのチームを再生させろという方が酷」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が進退問題が取り沙汰されているフィリッポ・インザーギ監督を擁護している。

 本田は2-0で勝利した22日のホーム、チェゼーナ戦で最後までベンチを温めた。アジアカップで離脱した期間以外では今季リーグ戦初となる出番なし。悔しさを胸に秘めた本田だが、試合後のミックスゾーンでは地元メディアからチェゼーナ戦の結果次第で解任の可能性も報じられていた指揮官を擁護する姿勢を見せた。

 チームは毎試合のようにフォーメーションを変化させ、当初基本とした4-3-3から4-2-3-1、4-4-2へと変わり、この日は2トップの下にイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラを配置する4-3-1-2へ。頻繁なシステム変更について質問された本田は「それを言ったら監督批判になってしまう。でも、監督は(正解を)探している。悩んでいると思う」と指揮官の心情を慮った。

 さらに本田はこう続けた。

「逆にこの1年で監督にこのチームを再生させろという方が酷。経験がないのは分かっていて、(クラブは)就任させた。すごく悩んでいると思うし、監督はすごく必死。自分たちの分からないところからのプレッシャーもある。その中で選手もマネジメントしないといけない。様々な経験を持った選手もたくせんいる。違う国籍、違う文化で育った選手もいるけれど、全て統率しないといけない。監督の気持ちは痛いほど分かる」

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