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主審への“暴力行為”で5試合出場停止のC・ロナウド レアルは異議申し立ての方針か
シミュレーション行為と判定された2枚目の警告を問題視
レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、13日のスペイン・スーペルコパ第1戦で退場処分を受けた際に、主審を手で押したことで5試合の出場停止処分を科されたが、レアルは異議申し立てを行う方針だという。スペイン紙「AS」が報じている。
ロナウドはバルセロナと対戦した第1戦の後半35分、2-1の勝ち越し弾を決めた後のゴールパフォーマンスでユニフォームを脱ぎイエローカードを受けると、その2分後にはペナルティーエリア内でバルセロナDFサミュエル・ウムティティと交錯して倒れたプレーがシミュレーションと判定されて2枚目のイエローカードを受け、退場処分となった。その際に、ロナウドが主審の背中を押したことで追加の出場停止処分が科された。
スペインサッカー連盟は14日に、退場処分による自動的な1試合出場停止と、その後の暴力行為による4試合出場停止の合計5試合出場停止を発表。それに加えて3005ユーロ(約38万7000円)の罰金を科すことを決めている。
しかし、レアルは特に2枚目のイエローカードとなったシミュレーションの判断を問題視し、異議申し立てを行う方針を明らかにしているという。16日には同杯の第2戦が行われ、その後にリーグ開幕を迎えるが、最初のタイトルマッチとリーグ4試合の出場停止はレアルにとって大きな痛手。その処分の取り消し、あるいは軽減する方向に動いているという。
スペインサッカーの規約96条によれば、ロナウドが行ったような審判への軽度の暴力行為は、4~12試合の出場停止の可能性があるとされていた。そのなかでは最小限の処分となっているが、レアルにとっては承服しかねるもののようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images