小川航基が自画自賛した「違う」 元代表の同僚も理解不能…わずか6分間で2ゴールの“衝撃”

小川航基が川崎戦で圧巻2ゴール【写真:Getty Images】
小川航基が川崎戦で圧巻2ゴール【写真:Getty Images】

横浜FC時代の23年5月以来、1208日ぶりのJ1でのゴールだった

 J1・FC町田ゼルビアの日本代表FW小川航基が9月2日、明治安田J1リーグ第5節の川崎フロンターレ戦で、移籍後初得点を含む2ゴールを挙げ、2-1の勝利に導いた。今夏にオランダ1部NECナイメヘンから加入し、本拠デビュー戦でさっそく結果を残した29歳は「点を取れる場所にポジションを取るのが一番大事だと僕は思っているし、それが僕の長所」と胸を張った。

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 まさに挨拶がわりの一撃だった。1点を追う後半15分から登場すると、見せ場は同30分に訪れた。右CKのキッカーを務めたFW相馬勇紀が助走に入ると、最後尾にいた小川は一気にニアサイドへ走り込んだ。

「タイミングですよね。(相馬が)手を上げてから助走に入って、大体これぐらいの歩数で、こういう質のボールが上がってくるというのが分かっていた。あのタイミング、ドンピシャだったと思います」

 アウトスイングのボールをしっかり頭で合わせ、同点に追いつくことに成功。北中米ワールドカップ(W杯)のオランダ戦で、鎌田大地の得点シーンにつながったヘッドを彷彿とさせた。横浜FCに所属していた2023年5月13日の柏レイソル戦以来、実に1208日ぶりのJ1リーグでのゴールとなった。

 そして「あの動きが今日一番の動きだった」と自画自賛したシーンが、6分後に生まれた。同36分、右サイドを突破したDF中村帆高がグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドにいた小川が右足で冷静に流し込み、勝ち越しに成功した。

 一見、すごいゴールには見えないが、ここにストライカーとしての“凄み”が凝縮されていた。中村が突破した瞬間、ファーサイドからニアに入ろうと、一瞬スピードを上げた。だがゴール前の味方や相手DFの状況を見て、「違う」と瞬時に判断。「一番美味しいところで待とう」と大外にポジションを取り直し、勝ち越しゴールを生み出した。

 いきなりの2ゴールを同僚も絶賛。元日本代表DF昌子源は「嗅覚なのか僕には何なのか分からないですけどね。CKでニアからヘディングを見せた男が、次はファーで待つっていうのは、何か嗅覚的なものなんでしょうね。何にせよ、強烈なホームデビューなんじゃないですか」と舌を巻いた。

 まだ序盤とはいえ、自身の2得点でチームは首位に浮上。試合後のフラッシュインタビューでは「点を取らないとやばいなという雰囲気を今シーズン感じているので。得点王取りますよ」と宣言した新エース。まだまだ日本代表に必要なことを証明した2ゴールだった。

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