浦和の守備崩壊を伊メディアも指摘 「不可解なほど無力」「ナイーブで不注意」

川崎戦の守備に伊メディアは疑問符 「4失点も仕方ない」

 浦和レッズは5日の川崎フロンターレ戦で1-4の大敗を喫したが、イタリアメディアからも守備崩壊が指摘されている。イタリアの海外サッカー専門メディア「トゥットカルチョエステーロ・コム」は、浦和の守備を「不可解なほど無力」と断じている。

 浦和は川崎対策として4バックでスタートしたが、前半16分にFW小林悠、同29分にFW阿部浩之にそれぞれGK西川周作との1対1を決められた。いずれも日本代表センターバックコンビのDF遠藤航とDF槙野智章の間をあっさりと突破されて行ったものだが、記事でもその守備には大きな疑問符を投げかけた。

「レッズの敗北は、全てにおいて守備面のものであると言える。最終ラインはあまりにもナイーブで不注意であり、4失点も仕方ないほどのものだ。最初の30分での2点は、不可解なほどに無力な守備で西川の前に入られてシュートを決められた」

 そして「試合の中で残念なレベルでマーキングができておらず、ホームチームに大きなスペースを提供している。精神的なエネルギーが欠如しているように見える。レッズは神経をすり減らしてしまっているような戦いが続いている」と、メンタルバランスが崩れているのではないかと指摘された。

 6月のロシア・ワールドカップアジア最終予選でJリーグが中断し、それが再開してから4試合となったが、その間で浦和の成績は1勝3敗と苦戦を強いられている。4試合で13と守備崩壊状態に陥っている。

 AFCチャンピオンズリーグの際には浦和の戦いぶりを褒め称え、前線の選手たちに「日本版ファンタスティック・フォー」という賛辞を与えた同メディアだが、浦和によるここ数カ月でのあまりの崩壊ぶりに驚きを隠せないようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web

 

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