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フランクフルト長谷部がチーム始動日に完全合流 指揮官も「順調に回復」と復帰喜ぶ
1日に手術明けのチーム初合流となった長谷部 フィールドに登場すると大きな拍手
フランクフルトの日本代表MF長谷部誠は3月に右膝の手術を受けて長期離脱していたが、7月1日のチーム始動日に完全合流を果たした。ニコ・コバチ監督は「順調に回復している」と頼れるカイザーの復帰に喜びを示している。鳥栖から移籍の決まったMF鎌田大地ら新加入選手についても「好印象を感じている」と歓迎している。クラブの公式サイトが報じた。
クラブハウスに数百人のサポーターが集結するなか、長谷部らチームがフィールドに登場すると大きな拍手が巻き起こった。MFマルク・シュテンデラと長谷部は手術明けのチーム初合流となったが、コバチ監督は「両方とも順調に回復している。しかし、我々は慎重に見ていく。負荷は徐々に高まっていくからね」と語っている。
一方、鳥栖から移籍の決まったMF鎌田大地は他の新加入3選手とともに本拠地コメルツバンク・アレナで別メニュー調整となった。
「新加入選手には好印象を抱いている。もちろん、新しい選手は適応する必要があるが、チーム内の競争が高まった感覚がある。チームのモチベーションは巨大だ。また始動できて嬉しく思うよ」と語ったという。
今季負傷離脱するまでの長谷部はリベロで新境地を開拓し、ドイツメディアからカイザー(皇帝)と称された西ドイツ代表時代の伝説的名手フランツ・ベッケンバウアーを引き合いに「ジャパニーズ・ベッケンバウアー」と称賛される働きを見せていた。
昨季11位に終わったフランクフルトはDFBポカール決勝でドルトムントに1-2で惜敗し、タイトルにあと一歩まで近づいた。長谷部の復活と鎌田を陣容に加え、新シーズンはさらに飛躍できるか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images