大迫の相棒モデスト、天津権健との交渉破談 ケルンが声明「条件が可能な範囲から超えていた」

爆買いのターゲットになるも28日に交渉終了 「そのクラブに行くことはない」

 日本代表FW大迫勇也が所属するケルンで得点を量産し、昨季ブンデスリーガで得点ランキング3位にランクインしたFWアントニー・モデスト。中国スーパーリーグの天津権健が獲得の意思を示していたが、ケルンが公式ホームページで交渉終了を宣言した。

 クラブが出した声明によると「ケルンは天津権健との移籍に関する交渉を終了し、そのクラブに行くことはない。クラブ間に合意するための条件が可能な範囲から超えていたため、水曜日(28日)に交渉を終了した。モデストとの契約は2021年6月30日まである」と、交渉が破談になったと明かしている。

 ドイツ紙「エクスプレス」ではケルンでスポーツディレクター(SD)を務めるヨルグ・シュマットクが「もう終わりだ。我々は彼ら(天津側)に対してそう言った」と話したことを伝えている。昨シーズン、モデストは大迫という相棒を得たことで持ち前の決定力に磨きがかかり、ブンデスリーガで25得点を挙げた。

 天津はドルトムント所属のガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンを狙うなど積極的な姿勢を見せているが、モデストの強奪には至らず。果たして次の“爆買いターゲット”は誰になるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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