田中達也監督「8試合を勝つだけに呼ばれた」 特別大会に集中…その後は「話してない」

浦和の田中達也暫定監督「メンバー構成では健全な競争ができる環境を作る」
浦和レッズの田中達也暫定監督が、5月4日のトレーニング後にオンラインで会見した。監督の定例会見は就任から初めてだったが、目指すゲームや選手たちによる「健全な競争」など、指導者像にあたる部分が話された。
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浦和は4月28日にマチェイ・スコルジャ監督の契約を解除し、田中アシスタントコーチが暫定監督に就任した。そこから川崎フロンターレ戦、ジェフユナイテッド千葉戦といずれも2-0で連勝して好スタートを切っている。シーズン移行後にU-21チームの監督就任が内定している中での暫定監督就任だが、堀之内聖スポーツ・ダイレクター(SD)とのコミュニケーションについて「僕はこの8試合(就任後の百年構想リーグとプレーオフ)を勝つだけに呼ばれたと思っているので、それ以降やそれ以外はあまり話していません」としている。
そのうえで、配置を取ってボール保持率が高まる展開に持ち込んでいる2試合について「攻撃のところは想定内で、守備のところでよりパワーが出せるようになったと思います。選手の距離感、(奪いに)行きたいと思える距離感でサッカーができているのかなと。そういう意味でもポゼッションを先に伝えたのは良かったのかなと思います」と振り返る。
その理由にゴールの生まれ方とポゼッションの関連性を挙げ、「千葉戦は2点ともセットプレーと切り替えのところです。ポゼッションは守備のためであったり、相手に攻撃をさせないためだったりという意味合いを多く持っています。理想の攻撃は縦パス1本でゴールまで向かえることと伝えているので、ポゼッションにはそういう捉え方をしています」と話した。
DF石原広教は川崎戦後に「失ったとしても距離感がいいから、すぐ取り返しにいける」「守備で最後は寄せ切るところの体力が残っている」と話しただけに、狙い通りの現象が起こっていると言えるだろう。
また、前線を中心にメンバーを入れ替えながら2試合に臨んだ田中暫定監督は「メンバー構成では健全な競争ができる環境を作るのが大切にしていることです。健全というか、そういう選手を見逃さないこと。調子のよい選手をピックアップしてゲームに起用できるのが大切だと思っています。コンディションも加味されますし、相手対策もありますが、一番は自分たちが何をしたいか」と話す。また、千葉戦でメンバー外とした主将のMF渡邊凌磨については「コンディションと照らし合わせて、メディカルとも話しながら決めていきたい」とした。
ここ2試合は4バックの相手が続いたが、続く5月6日の柏レイソル戦については「ポゼッションに長けているチームなので、そこの準備はしています。攻撃的にポゼッションから人が湧き出てくるのも、僕らの守備にとっては脅威になるので注意したい」と話し、「大切なのはボールホルダーへのプレッシャーを掛けられるか。できれば前への圧力が高まるし、できなければレイソルのサッカーに引き込まれてしまう」と警戒ポイントを話していた。
監督交代というカンフル剤を経て息を吹き返した感のある浦和だが、ここからさらにチームを向上させるフェーズに入ることができるのか。残り約1か月の百年構想リーグとプレーオフの戦いぶりが注目される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)





















