プロ入りわずか4か月…世界経験の18歳「ギラギラした気持ち」 鹿島相手に示した成長

町田の徳村楓大「レベルの高いチームとやれるので、入る前からワクワク」
FC町田ゼルビアは5月3日、J1百年構想リーグ第14節で鹿島アントラーズと対戦した。過密日程のなかアウェーで善戦しながらも、1-1からのPK戦に敗れて勝ち点1。そんな一戦で成長を感じさせるプレーを見せたのは、高卒1年目のFW徳村楓大だ。「ギラギラした」18歳が、昨季J1王者相手に物怖じせず躍動した。
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「何本か仕掛けたりとか、ゴール前でチャンスがあったんですけど、モノにできなくてすごく悔しいです。すごくレベルの高いチームとやれるということで、自分としても入る前からワクワクしていたので、それがプレーに出たのかなと思います」
1-1の後半22分、FWナ・サンホとの交代で左シャドーに入った徳村は、試合後にこのように語った。ACLE決勝を戦ったサウジアラビアからそのまま水戸に入り、水戸ホーリーホック戦からさらに中3日という強行日程。水戸戦ではプロ初先発で89分プレーした徳村だったが、疲れを感じさせないキレ味を見せた。
「サウジアラビアではあまりゲームの出場時間も少なかったので、体力的なキツさはなく、逆に何かギラギラした気持ちで帰ってきました。(疲れは)若いので、まだ全然感じないですね」
プロ入りからわずか4か月ほどで、これだけの大舞台に立った選手は他を探してもいない。決勝、準決勝の出場こそなかったが、準々決勝のアル・イテハド戦に途中出場し、「すごく大きい経験だったと思います」と徳村。ゴールデンウィークということで3万1742人を集めた敵地も、気にならなかったと言う。
「ACLE決勝の雰囲気はやばかったので、そういう意味ではすごく気持ち的にはやりやすかったです。物とかも飛んできたので、それに比べたら大丈夫でした。ACLEのあの舞台の決勝とか雰囲気を体感して、良い意味でプレッシャーを感じることなくゲームに入れたかなと思います」
FW相馬勇紀を欠くなか、黒田剛監督からは「ガツガツ行けだったり、守備のこととか強度の話はされました」と送り出された。一方、果敢にドリブル突破を仕掛けるだけではなく、前線でボールをキープして時間を作るなどクレバーさも発揮。疲労も見えてきたチームで自分がどうすべきか、ピッチ上で考えた。
「一つのことだけできるのではダメなので、いろいろなことに少しずつトライしています。途中から入って、他の選手たちの体力もなくなってきている部分もあったので、新しく入った自分がしっかり溜めを作る、というのは意識してプレーしていました」
また、同じくドリブルを持ち味とするナ・サンホや相馬のプレーを、「すごく参考になるので、すごいなと思いながら見ています」と明かす。日頃からアドバイスも貰っていると言い、「毎日一緒に練習しているので、良い部分は吸収しようと思ってやっています」。レベルの高い環境が、18歳を急成長させる。
今年1月の全国高校サッカー選手権を制した神村学園からは、徳村の他にDF中野陽斗、MF荒木仁翔(いわきFC)、MF福島和毅(アビスパ福岡)、FW日髙元(RB大宮アルディージャ)の5選手がプロ入り。「すごく良い刺激になりますし、『自分もやらないと』となるので、良い成長材料になっています」と話す。
彼らとは積極的に連絡を取っているわけではないと明かす徳村だが、すでに不動のレギュラーの座を掴んでいる中野らの活躍は、ニュースなどからも耳に入ってきている。「やってんなー、みたいな。そうっすね、そういう感じです」。数年後、徳村と彼らが大舞台で対戦する日が来るのは間違いないだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)





















