槙野智章監督がJリーグ初勝利 藤枝が松本に2-0完勝…38歳が就任2試合目で達成

槙野監督がJリーグ初勝利【写真:徳原隆元】
槙野監督がJリーグ初勝利【写真:徳原隆元】

Jリーグ公式戦2試合目で初白星

 元日本代表DF槙野智章監督が率いるJ2藤枝MYFCは2月14日、百年構想リーグ第2節のJ3松本山雅FC戦で2-0の勝利を収めた。今季から就任した38歳の新人・槙野監督にとってJリーグ公式戦初勝利となった。

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 コーチ陣と肩を組み喜んだ。初勝利の味は格別だった。選手が組んだ円陣の中心で称えた。「槙野藤枝!」。スタンドから飛んだ声援に手を上げて応えた。

 熱血漢が静かに手を叩いた。スタンドを藤色に染めた歓声が後押し。0-0の後半15分、藤枝が左サイドでフリーキック(FK)を獲得すると、今季松本から加入したMF菊井悠介が右足を振り抜いた。GKの前でワンバウンドし、そのままゴール。背番号10の“恩返し”弾で先制に成功した。

 黒のタートルネック、黒のスーツに身を包んだ槙野監督は喜びを噛み締め、すぐさまピッチサイドの選手を呼び寄せる。リードの余韻に浸ることなく、ベンチから身振り手振りでセンターサークルに向かって指示を出し続けた。

 前半からチャンスを作り、流れに乗った後半。決定機をなかなか仕留められなかったが、セットプレーからの得点に本拠が沸いた。
 
 熱き男の思いは伝わった。後半7分には直前の判定に抗議しベンチ前で吠えた。監督として初警告を受けたが、その後に流れを掴んだ。同31分には再び菊井がPKを沈めて追加点。勝利を引き寄せる貴重な得点に槙野監督も拍手で祝福した。

 開幕戦の前節はJ3のFC岐阜相手に0-2で敗戦。昨年12月にJFA Proライセンスを取得したばかりの新人監督にとって苦い黒星スタートだった。90分間ピッチサイドで声を張り続け、掴み取った初勝利。百年構想リーグは「チャレンジの時期。2026-27シーズンにピークを持っていきたい」と話していたが、始動から約1か月半で着実に積み上げた。

「藤枝MYFCの名前を全国に轟かせたい」

 槙野監督の思いを乗せた藤枝のストーリーはここから描かれていく。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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