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地域とともに実現する“柏から世界へ” 「JAPAN FOOTBALL FESTA in KASHIWA 2026」開催の意義とは

「JAPAN FOOTBALL FESTA in KASHIWA 2026」が4月2日から開催
世界から柏へ。柏から世界へ。2026年4月2日(木)から4日(土)までの3日間、ゼロワットパワーフィールド柏、日立柏サッカー場を舞台に、小学生年代の国際サッカー大会「JAPAN FOOTBALL FESTA in KASHIWA 2026」(JFF柏)が開催される。2025年の第1回大会に続く、第2回大会となる。
柏レイソルは、Jリーグでタイトルを争うだけでなく、日本代表FW細谷真大ら数多くの名選手を輩出してきた育成の名門だ。クラブとして、どのような考え方で選手を育成し、今後の育成をどのように考えているのか。そして地元・柏でジュニア年代の国際大会を行なう意義をどう考えているのか。1995年から2004年まで柏レイソル一筋でプレーし、現在は育成組織を統括する渡辺毅アカデミーダイレクター、アカデミー育ちでプロ選手になり、現在は指導者として活躍している仙石廉U-12監督、柏育ちで大会の立ち上げ役となった小杉恵太JFF柏大会事務局長の3人に話を聞いた。
◇ ◇ ◇
――JFF柏の事務局長である小杉さんは、柏マイティーFC、柏イーグルス(現・柏レイソルA.A.TOR)と地元のクラブでサッカーをされてきましたが、柏レイソルにどのようなイメージを持っていましたか。
小杉「アカデミーからトップチームに上がっていく選手が多く、育成に特長があるクラブという印象がありました。また、地域の子どもたちをしっかりと育てているから、地域に近いクラブだなという感覚を持っていました」
――全国から選手が集まるのではなく、近隣地域の子どもたちがU-12、U-15、U-18、トップチームと育っていく印象が強いですね。レイソルの育成ポリシー、育成環境を教えていただけますか。
渡辺「“応援される選手”の育成を目指す中で、選手の個性、環境やサッカースタイルへの適応力、自立性の3つを重視しています。日立台でトップチームからアカデミーまで、すべてのチームが活動していて、スタジアムも練習場もすべて同じ敷地にある、この場所の文化は、ほかにはあまりない、一つの特長かなと思います」

――仙石さんは、ユース(現U-18)在籍時の2008年にビジャレアル国際ユーストーナメントで大会MVP。当時からレイソルは、育成年代の選手を世界に送って評価を高めていた印象があります。
仙石「当時は、インターネットの普及で海外の映像を視聴できるようになって、海外との距離が近くなった時代でした。ただ、あの時は憧れる気持ちが強く、映像で見ている世界に飛び込んでいくような感覚でした。実際に経験してみると、本当に海外はレベルが高くすごいなと思わされることもありましたけど、サッカー自体は大きく変わらなくて、世界中で同じことをやっているんだなとも思いました」
――当時、レイソルのアカデミーは、ボールを保持しながら攻撃を目指す組織的なサッカーを、アカデミーで明確に作り上げていました。日本では先進性のある取り組みだったと思います。クラブとして育成指導の面で変えていないところ、変えたところは?
渡辺「やはり“レイソルらしさ”は大事で、活動の軸となるものだけど、それ以外も必要だよねという話は、今も、頻繁にスタッフ同士で話し合っています。仰っていただいた(ボール保持の)スタイルは色濃くなっているものですが、(ロングパスを蹴り合うばかりの展開のように、自分たちのスタイルでは)色が薄い部分も、現実に存在するサッカー。その部分をどうやって身につけさせるかは、すごく議論をしています」

仙石氏はアカデミー所属時に国際大会でMVPを獲得した
――レイソル出身の選手たちには、パスをつなぎながら攻撃をするのが上手いという共通点はありますが、特長が異なる選手を輩出できている要因は?
渡辺「これまでの選手の育成を振り返っても、それが『上手くいった』のかは、分かりません。常々、『もっとできたんじゃないか』という思いがあります。ボールを大事にするスタイルはありますが、最終的には個人の育成が大事。これまで、別のチームに行くと個性が消えてしまうケースもあったと思いますが、そこは気をつけて、選手が個性として突き抜ける武器を(ボール保持の理解とは別に)持つことが大事だとスタッフ間で話しています。数年前から、練習時間の使い方を変えて、最後に行なっていたゲーム形式を少し前倒しにして、その後にフリーの時間を設けて、ポジション別の練習や個人練習を行なっています」
仙石「チーム練習は、みんなが集まって、相手や味方がいないとできないことをやる。例えば、ポジションをどう取るかとか、攻守の切り替えをどうするか。コレクティブ(共通の目的意識を持って行動すること)であることが大事だと分かる。でも、そればかりだと(ドリブルが武器なのに)仕掛ける練習が少ないとなる選手は、練習後に仕掛ける場面を作って練習するということです」
――今後、育成方法は、どのように進化させたいと考えていますか。
渡辺「個人の成長を最大化し、次のステージにつながる人材を育てていくことが、私たちの使命です。体制の変化としては、今季から酒井直樹をメソッドダイレクターという役職に置き(ボール保持の)色の濃い部分をさらに精査して、選手を成長させていく取り組みを始めました。また、U-18、U-15は、個人を育成する役割のデベロップメントコーチを置きました。今まで以上に、クラブとしてのカラーを大事にしながら、個人の成長に目を向けられるような体制にできたらいいと思っています」

子どもの頃に“世界”を体験する意義
――ここまでレイソルのアカデミーの取り組みをお聞きしてきましたが、4月2日(木)から4日(土)にかけて、“柏から世界へ”というコンセプトに通じるU-12育成型国際サッカー大会・JFF柏を開催します。どのような経緯で柏レイソルの協力を得る形になったのでしょうか。
小杉「私は中学生の頃に、アルゼンチン遠征で強い刺激を受けました。今は、スポーカル六本木SCというクラブチームで指導者をしていて、子どもたちを欧州遠征に連れて行っています。刺激を受け、英語学習を始めた子、留学に行った子など、子どもたちが大きく成長する姿を見ています。行くばかりでなく、海外からチームを招いて交流できれば、また経験の機会を増やせるのではないかと考えました。私の地元である柏で、たくさんの子どもが世界に触れられる機会にしたいと思い、レイソルの渡辺さんに相談をしました」
――仙石さんは、育成年代での海外遠征の経験が豊富ですが、ジュニア時代のことは覚えているものですか。
仙石「小学6年生の時に、当時の千葉県選抜でスペインに行ったのが最初の海外遠征でした。最初、コルネジャやグラマネットと対戦したら(バルセロナやレアル・マドリードのような)有名なクラブじゃなくてもめちゃくちゃ強くて、ビックリしました。その中でも比嘉厚平(※仙石氏と同期でユースからプロ入り。現在はモンテディオ山形U-12コーチを務める)は、すごかったんですけど(笑)。エスパニョールと試合をした後は、現地の指導者が私たちの練習や試合で指導してくれて『どちらでもないボールが空中にある時は、まず守備のポジションを取るんだ』と言われたこととか、今でもよく覚えているくらい刺激的だったので、幼少期の国際経験は、すごく意義があると思います。世界は広いと感じると同時に、日本もその一部で、自分自身もその中の一人として(堂々と)渡り歩くんだと感じるきっかけになると思います」
――柏レイソルとして協力する意義は、どう感じていますか。
渡辺「レイソルだけでなく、他クラブの選手や保護者も国際経験を積むことができる素晴らしい機会。そういう機会を地域に提供することは、クラブの使命でもあると思いました」
――今回の第2回大会には、提携するアライアンスグループの選抜も参加すると聞きました。アライアンスという組織について、少し説明していただけますか。
渡辺「柏市にあるクラブチームから、レイソルのために何かできないかと提案していただいて、作られたものです。互いにメリットがある体制を作りましょうということで、レイソルとしては、各年代の交流戦を開催したり、アライアンスクラブを日立台に呼んでイベントを行なったり、アライアンス選抜の練習会を行なったりと、様々な機会を設けています。また、アライアンスのクラブからレイソルに来た選手が何人もプロになっています」
小杉「小久保玲央ブライアン選手(柏エフォートFC出身)や細谷真大選手(柏レイソルA.A.TOR出身)がそうですよね。前回は、地元から柏レイソルさんと、柏レイソルA.A.TORさんが出場して、それぞれ優勝と4位と活躍したのですが、もっと多くの子どもたちに世界を体感してほしいと思い、アライアンスグループの選抜という形を提案しました」

――JFF柏は、日立台の敷地で行なわれ、決勝はスタジアムで開催され、無料で観戦ができるとのことですね。あらためて、どんな大会になってほしいですか。
小杉「プロが試合をする空間でプレーできて、子どもたちのテンションが上がりますし、普段以上のプレーができると感じます。欧州1部・名門育成型クラブや今大会から新たな試みとして実施した東南アジア予選の優勝チームなど、育成にも定評がある強豪クラブたちが来るので、将来、ワールドカップに出る選手がいるかもしれません。観戦に来て、彼らのプレーや振る舞いを見るだけでも、刺激があると思います。参加する多くの子が世界を知り、未来が広がっていく機会になってほしいです」

大会公式HP
https://www.football-fes.jp/
大会公式X
https://x.com/JFFinKASHIWA/
大会公式インスタグラム
https://www.instagram.com/japan_football_festa/
大会予告映像
https://youtu.be/39V6aY2rf5Q?si=X7MirS6H19QYlvtQ

(FOOTBALL ZONE編集部)

