日本代表MFが急失速「振り回された」 34億円で加入も…苦境に現地注目「少なすぎる」

フランクフルト・堂安律【写真:アフロ】
フランクフルト・堂安律【写真:アフロ】

アルバート・リエラ新監督就任で復活を期すフランクフルト堂安律の現状

 ドイツ1部フランクフルトに所属する日本代表MF堂安律は、昨夏に2100万ユーロ(約34億円)という高額な移籍金で加入して以降、その真価を問われている。加入直後こそ鮮烈な活躍を見せたものの、チームの不調とともにパフォーマンスが低下。ドイツメディア「Hessenschau」は「堂安律がフランクフルトで決定的な場面に関与する回数は、いまだに少なすぎる」と現状を厳しく指摘している。

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 昨夏にSCフライブルクから加入した堂安のスタートは、まさに「フランクフルトによるクーデター」と称されるほど期待に満ちたものだった。開幕当初の4-2-3-1システムでは右サイドで躍動し、公式戦最初の7試合で8ゴールに関与。特に第2節のTSGホッフェンハイム戦(3-1)では2ゴール1アシストを記録し、新天地での成功を確信させていた。

 しかし、秋に入るとチーム全体の失速とともに、ディノ・トップメラー前監督による頻繁なシステム変更に翻弄されることとなった。堂安は5バックのウイングバックとして低い位置での守備に追われ、ときにはトップ下やストライカー、さらには左サイドまで「あちこちに振り回された」と綴られている。その結果、役割が固定されず、直近の23試合ではわずか4得点に関与するにとどまっている。

 同メディアは、堂安が「個人の力で試合を決めることができるプロフェッショナル」であると評価しながらも、現状ではその能力を十分に発揮できていないと言及している。チャンピオンズリーグ(CL)でのベンチスタートについても「フランクフルトの攻撃を強化することにはつながらなかった」と伝えており、日本人アタッカーが本来であれば解決策の一部になるべき存在であると強調した。

 新たに就任したアルバート・リエラ監督のもとで、堂安の復活に期待がかかる。前節のウニオン・ベルリン戦ではパス成功率92パーセントを記録し、チャンスを演出する場面も見られた。それでも「対峙する相手が2、3人がかりでマークにつく」といった厳しい包囲網により、自慢の攻撃アクションが制限されていると分析されている。

 記事では、堂安が「1対1の状況を仕掛けることが許されて初めて、その才能を解き放つことができる」と指摘している。フライブルク時代に49ゴールに関与した実績を持つ27歳のレフティーを、いかにして「得点に直結する位置で起用できるか」が、新指揮官に課せられた最大の課題となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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