言葉の解釈を「現役審判員が間違っていた」 Jリーグが反省…誤解を生んだ「基準変更」

佐藤隆治マネジャー「言葉だけでなくニュアンスも含め、伝えることの難しさを感じた
日本サッカー協会(JFA)は2月5日に本年最初のレフェリーブリーフィングを実施。百年構想リーグの開幕に向けて、昨季から継続する判定基準や重点的に取り組む事項を説明した。
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今季に向けJリーグを担当するプロフェッショナルレフェリー(PR)は主審3人、副審2人が新たに加わった。この日のブリーフィングには、新顔に加えてベテランの域に入る荒木友輔審判員と福島孝一郎審判員が出席し、佐藤隆治JFA審判マネジャーとともに昨季の振り返りや判定について現場で感じる部分を説明した。
昨季の振り返りとして佐藤マネジャーは「コンタクトプレーの標準を引き上げる取り組みは振れ幅が大きかったという反省があり、夏の中断以降は改善傾向が見られた」と昨年の12月に総括した内容を挙げ、これについて荒木、福島の両審判員が実際にレフェリングを行っての実感を話した。
福島審判員は「判定基準を変えなければいけないのかと受け取ってしまった。試合をしながら出ないと線引きができない部分があり、チームもどこまでがファウルで、どこからそうでないのか。ゲーム中に『これはどうなの』というやり取りが多かった。ゲームを丁寧に振り返れば、ファウルはファウル。標準を上げるという取り組みの中で選手からも不満の声が出ていたと思う」と話す。荒木審判員も「コンタクトプレーの基準を引き上げるという言葉の解釈を現役審判員側が間違っていた部分もあったと思う」と話した。
両審判員とも、夏の中断期間で再確認をした後のシーズン後半戦は良い方向に進んだという実感を話し、佐藤マネジャーも「言葉だけでなくニュアンスも含め、伝えることの難しさを感じた」と、反省の弁を述べていた。
2026年の開幕に向け、こうしたコンタクトプレーの基準は継続しつつ、「適切なアドバンテージを取ること」「素早いリスタートと試合を過剰に止めないこと」に加え、「選手生命を脅かすチャレンジ」や「(ウォーミングアップエリアも含む)チーム役員と選手によるテクニカルエリアでのマナー」も重点項目として挙げられた。
昨季に際立ったコンタクトプレーの判定基準について、荒木審判員は「ここ数年間は判定基準のディスカッションが増えた」と話す。佐藤マネジャーは2月4日と5日に新シーズンへ向けたPRキャンプを行ったと話す。まずはハーフシーズンの特別大会で昨季の後半から改善が見られてきたコンタクトプレーの判定基準とゲームコントロールの向上が続いていくことが期待される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)





















