欧州市場が閉幕…日本人選手の去就は? 22歳MFは個人合意も残留、5大リーグへステップアップも

主要な欧州リーグの移籍市場が2月2日に閉幕
イングランド、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの5大リーグをはじめとする主要な欧州リーグの移籍市場が2月2日に閉幕した。多くのクラブがシーズン後半戦へ向けた補強に動き、出場機会を求める日本人選手の動きもあった。
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シーズン終了後に北中米ワールドカップ(W杯)が控えているなか、川崎フロンターレ時代の2024シーズンにはJリーグの「ベストヤングプレーヤー賞」を受賞し、イングランド1部トッテナムへ移籍したDF高井幸大も新天地を求めた。トッテナムでは負傷にも苦しみ、出場機会をつかめなかった高井は2026年6月30日までドイツ1部ボルシアMGへ期限付き移籍をする。1月11日の第16節アウクスブルク戦でデビューを果たすと、そこから4試合連続で出場し、第19節のシュツットガルト戦では先発にも抜擢された。シーズン後半戦は持ち前の高さと強さ、安定感あるフィードを生かしてチームに貢献することが期待される。
オランダ1部NECからドイツ1部ヴォルフスブルクへ完全移籍したFW塩貝健人は、今冬の移籍市場では珍しかった日本人選手のステップアップ移籍と言える。慶應義塾大1年時に横浜F・マリノスへの加入が内定していた塩貝だが、同年8月に横浜FMの内定を辞退してNECに加入。1年目から出場機会を得ると、今季はスーパーサブとして公式戦14試合9ゴールの活躍を見せ、ヴォルフスブルクを含む多くのクラブからオファーを勝ち取った。最終的にヴォルフスブルクはNECに契約解除金900万ユーロ(約16億7000万円)を支払ったと報じられ、ドイツの名門では背番号「7」を付けることとなった。新天地ではまだゴールこそないが、すでにリーグ戦2試合で途中出場して存在感を出しており、ブンデスリーガでの活躍によってはW杯を戦う森保ジャパンに滑り込むこともあり得そうだ。
湘南ベルマーレユース出身の19歳DF小杉啓太も、スウェーデン1部ユールゴーデンからドイツ1部フランクフルトへ、5大リーグへのステップアップ移籍を果たした一人だ。ユールゴーデンでUEFAカンファレンスリーグ4強入りにも貢献した小杉は、25年12月18一にフランクフルトが加入を発表され、移籍市場が開いた26年1月1日にフランクフルトに加入した。2月3日現在、公式戦出場は果たせていないが、U-20W杯でも安定感のある守備と迫力ある攻撃参加を見せた左サイドバックは、元日本代表MF長谷部誠氏や日本代表MF鎌田大地も在籍したクラブで、さらなる飛躍を目指す。
彼ら以外にも、スコットランド1部セルティックで不遇を託ったFW山田新がドイツ2部プロイセン・ミュンスターへ今季終了までの期限付き移籍を果たした。また、約1年前の2月24日にFC町田ゼルビアからイングランド2部ブリストル・シティへの期限付き移籍から完全移籍へと切り替わったMF平河悠も、今冬の移籍市場で同リーグのハル・シティへ期限付き移籍。ブリストルでは出場機会が限定的だったが、ハルではデビュー戦でアシストするなど上々の滑り出しを見せている。
そして、最後に書き落とせないのが、イングランド1部アーセナルとの契約を昨年7月に解除して、フリー選手となっていたDF冨安健洋だ。2022年のカタール・ワールドカップ前から度重なる負傷に苦しみ続けた冨安は、昨年2月の右膝手術から復帰に向けたリハビリに取り組み、夏の移籍市場で日本代表のチームメイトでもあるDF板倉滉も在籍するオランダ1部アヤックスに加入。そして、慎重に復帰の時期をはかったなかで、ついに今月1日の第21節エクセルシオール戦で途中出場し、アーセナル時代の2024年10月5日のサウサンプトン戦以来、実に484日ぶりとなる公式戦出場を果たした。この試合の出場時間はわずか10分だったが、あらためて日本人離れした圧倒的な高い守備能力を見せており、完全復活への期待が膨らんでいる。
多くの移籍が成立した一方、オランダ1部NECから同アヤックスへの移籍が噂されたMF佐野航大は、個人契約に合意したと報じられたもののクラブ間交渉がまとまらずに移籍は破談に。スコットランド1部セルティックへの復帰やイングランド2部スウォンジー・シティ入りが噂されたFW古橋亨梧も、同バーミンガム・シティに残留となった。選手のキャリアを大きく左右する移籍市場がまた一つ終わり、新天地を求めた選手も、残留した選手も、それぞれがどのようなキャリアを歩んでいくか注目だ。





















