浦和が取り組む「新たなやり方」 去年の課題改善…指揮官は手応え「いい姿勢でやってくれている」

スコルジャ監督は百年構想リーグに向けてPK戦への戦略も立案
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、沖縄県トレーニングキャンプ中の1月22日に取材対応を行った。「新たなやり方に対して、選手たちは非常にいい姿勢」としたうえで、ハーフシーズンで行われるJ1百年構想リーグに向けて、PK戦への戦略も立案していく考えを示した。
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浦和は昨季のリーグ戦を7位で終え、もう1つのビッグイベントだったクラブ・ワールドカップ(W杯)でも無念の3連敗。ルヴァン杯と天皇杯もシードを受けながら早期敗退という厳しい結果のシーズンになったが、スコルジャ監督には続投の判断が下った。そして、キャンプインした中では、より相手のボールを高い位置で前向きに奪う回数を増やしていくという方針でトレーニングがスタートしていった。
そうした取り組みについて、指揮官は「キャンプでは1週間ぐらい経つと疲労の蓄積もありますので、フレッシュなうちにハイプレスの練習をしておこうと思いました」と話す。そのうえで「去年からのテーマでハイプレスのところ、ブロックを形成したところから出ていくところで、特にミドルゾーンのところを改善しました。去年からの課題で、ミドルゾーンでより多くのボールを奪うことができれば、(アタッキングサードの)攻撃もさらに増えるかなと思っています。この新たなやり方に対して、選手たちは非常にいい姿勢でやってくれています」とした。
スコルジャ監督が指揮した浦和は2023年にJ1最少失点を記録するなど堅守に定評もあるが、どちらかと言えば低い位置に組んだブロックでゴールを守る傾向が強く出た。昨季もその状態からの脱却、より高いフィールドポジションを全体に取りながら進めていくことを課題にしたが、このキャンプでもあらためて取り組んだ。特に、マンマーク気味に相手へ寄せるタイミングを作るなど、以前よりもボールを奪うことへ主眼を置いてきた。
それが機能すれば「ショートカウンターで生きるようなタイプの選手もかなりいると思います」と指揮官が話すように、スピードを武器にした攻撃的な選手にチャンスを与えられるだろう。そして、2月7日に開幕する地区ごとにハーフシーズンで18試合+プレーオフという、シーズン移行のため特別に組まれたJ1百年構想リーグへ向かう。
このリーグの特徴は90分間を終え同点で終わればPK戦を行い、その勝者に勝ち点2、敗者に勝ち点1が与えられること。単純に昨季の引き分けの数を試合数に応じて半分にすれば、各クラブが3試合から6試合ほどPK戦を行うことが予定される。
様々な可能性に対する緻密な準備を行うことで知られるスコルジャ監督は「PK戦を練習試合でも、45分ごとに行ってきました。自分たちのチーム内でPKの練習をしても、プレッシャーの状況を作ることはできないので、それに最も近い形になるよう、練習試合で相手チームにもお願いして実行しました。私たちのGKをチェックするという意味でも良かったと思います」と、すでにキャンプ中から準備に着手。さらに「塩田仁史GKコーチとも話をして、そのPK合戦の戦略をどうするかを話し合おうと、予定しています」とも話した。
今後、キャンプ最終日の24日と浦和へ戻ってからの開幕までに2試合のトレーニングマッチを非公開で行う予定も明かされた。浦和が得点力不足にアプローチする意味でも取り組むボール奪取戦術がどれだけ機能するのか注目される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)





















