争奪戦を制するのはガナーズ ロイスの来季アーセナル移籍が加速!? 

決め手は環境面か!?

 ドルトムントのドイツ代表FWマルコ・ロイスは、今季終了後にプレミアの強豪アーセナルに移籍する可能性が高まったと、英地元紙「デイリー・スター」が報じた。同紙は「マルコス・ロイスはアーセナルと契約するために、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、チェルシーを断る」という見出しで伝えた。
 25歳の才能あふれるアタッカーは、今季終了後にドルトムントを去ることが濃厚となっている。だが、新天地として有力視されていたバイエルン・ミュンヘンが争奪戦から撤退したと地元メディアが報じ、プレミアの強豪などによる争奪戦が展開されていたという。
 2000万ポンド(約35億円)の違約金で獲得が可能といわれ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、さらにレアル・マドリードがアプローチを掛けていた。だが、ロイスはアーセナルの名将アーセン・ベンゲル監督と一緒に働くことを希望し、相思相愛状態となっているようだ。
 現在ブンデスリーガの最下位に低迷するドルトムントのユルゲン・クロップ監督は本来、攻撃的なサッカーを掲げてきた。同じくスピーディーなパスサッカーを展開するベンゲル監督との共通点は多い。
 アーセナルは今オフにドイツ代表FWルーカス・ポドルスキを放出したが、同DFペア・メルテザッカー、同MFメスト・エジルを擁し、ベンゲル監督自身もドイツ語が堪能で、プレミアにおいても適応しやすい環境といえる。トップ下の人材は世界屈指のガナーズだが、ロイスが来季アーセナルの前線に君臨するのか、注目が集まる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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