緊急出場→即ゴール「ストレスで長く感じた」 再発していた怪我…伊東純也が明かす衝撃弾の“舞台裏”

クラブ主催のイベントでファンと交流した
ベルギー1部ヘンクに所属する日本代表MF伊東純也が1月4日、東京都内でクラブ主催のイベントに参加した。伊東を含めた所属する日本人の横山歩夢、吉永夢希、保田堅心の4人がサイン会や撮影会などを行なった。昨年12月26日のリーグ第20節グラブ・ブルージュ戦で2か月半ぶりの復帰後、即ゴールを決めた伊東が取材に対応。左サイドから決めた衝撃弾の“舞台裏”を明かした。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
◇ ◇ ◇
北中米ワールドカップ(W杯)イヤーを日本で迎えた伊東の表情は普段通り落ち着いていた。「ちょっとゆっくりできました」。昨年の締めくくりとなった2か月半ぶりの復帰となったクラブ・ブルージュ戦では途中出場してわずか4分後、左サイドから相手を引き付けながら駆け引きしたファーストタッチで前に出て加速。そのままペナルティーエリア内に侵入すると最後は内側に切り込んで右足シュートを決めた。
10月14日に日本代表の活動でブラジル代表との国際親善試合で負傷。2か月半のリハビリを経ての復帰戦でいきなり見せた。
「去年は出ないと言われていた。今年のシーズン明けから復帰という予定だったんですけど、リハビリがうまく行ったのと、チームの状態が悪くなったので、ちょっと出るとなって。3日、4日前ぐらいに急に『出る』と。走ってはいたんで、大丈夫かなという感じでしたけど、ボールはあんまり触っていなかった。まあ、うまくやって。左でボールを受けて、中にカットインして、スペースが空いてたんで運んで行ったら、ゴール前に行ったんで、そのまま打った感じです」
実はリハビリ期間中に再発を経験。そのため年内復帰は危ぶまれていた。「再発でプラス2か月ぐらいかかっちゃったので、自分としてはストレスで長く感じた。でもしょうがないと思って割り切ってリハビリしようと思っていました」と、自らを奮い立たせて日々を過ごし、臨んだ復帰戦だった。
この一戦は左サイドからのゴール。日本代表をはじめ“右ワイド”のイメージが強い伊東だが、武器は切り裂くドリブルだけでない。“万能性”も1つの強みだ。「プロになってから見た人たちはスピードでぶっちぎるサイドのイメージがあると思うけど、大学時代はトップ下とかシャドー、甲府もシャドーをやっていた」。ヘンクでは左サイドの起用も増え、その自信は高まる。
W杯イヤー、伊東の万能性は森保ジャパンにとって切り札になる。左右どちらも、ワイドもシャドーもお手のもの。例えば2023年のアジア2次予選シリア戦(5-0)では右から後半途中に左へ移り、1試合で計4アシストという驚異の数字を叩き出した。試合中のポジション変更も動揺することなく、即フィットして結果を残す。
「右でも左でもうまくやれればいいと思っている」
日本代表の左シャドーといえば、MF南野拓実が昨年12月21日に行われたクープ・ドゥ・フランス(カップ戦)のオセール戦で左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負った。南野と仲のいい伊東は「まだ連絡していない」としつつ「拓実の分までというよりは、まだ間に合う可能性もあるのでそこまでは考えていない。悲しいのは悲しいので、しっかり治してほしい」と、本人の気持ちを尊重して共に戦っていく意思を示した。
さまざまな思いを抱えて臨む北中米W杯。運命の一戦まで残り半年だ。「W杯までに一番いい状態に持っていってW杯で活躍できれば」。伊東の2度目の挑戦が始まる——。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

















