全国で圧巻1G1A「エースナンバーもらったので」 バク転パフォは「チームメートからやってと」

聖和学園の小杉唯斗【写真:近藤俊哉】
聖和学園の小杉唯斗【写真:近藤俊哉】

大活躍の聖和学園MF小杉唯斗

 聖和学園(宮城)は12月29日、第104回全国高校サッカー選手権大会の1回戦で那覇西に3-0で快勝した。勝利の立役者となったのはエースナンバー「14」を背負ったMF小杉唯斗。1得点1アシストの活躍を披露し、「やってきたことが報われた。やってきてよかった」と笑顔を見せた。

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 小杉は後半7分、右サイドからのコーナーキックでキッカーを務め、DF遠藤壮琉の先制ゴールを演出。さらに同22分にはボックス内でこぼれ球を拾い、相手のタイミングを外すボールコントロールから右足のシュートで追加点を奪った。

 試合後に「自分の持ち味は出し切れはしなかった」と振り返ったが、その存在感は絶大だった。得点後には「チームメートからやってと言われていました」というロンダートからのバク転パフォーマンスを披露して会場を沸かせた。小さい頃から体操教室に通い、そこで身につけたボディバランスはサッカーのプレーにも生かされているという。

 全国大会を前にチームのエースナンバーである「14」を託された小杉は「エースナンバーをもらったのでらしいプレーを意識しながらやっていきたい」と強い心構えで本大会に臨んでいる。プレッシャーもあったはずだが、それをものともせずに期待に見事に応えた。加見成司監督も「彼の出来がチームに影響を与える。たくさんボールをよく去って攻撃のリズムを作った」と称えていたなか、本人も「やってきたことが報われた。やってきてよかったなと思いました」と語った。

(石川 遼 / Ryo Ishikawa)

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