繰り上げ出場の「難しさあった」 聖和学園の監督が語ったコンディション調整「時間かかった」

聖和学園は那覇西に3-0で勝利
第104回全国高校サッカー選手権の1回戦が12月29日に行われ、3年ぶり6度目の出場を果たした聖和学園(宮城)は那覇西(沖縄)に3-0で快勝して2回戦へと駒を進めた。県大会決勝で一度は敗れたが、優勝した仙台育英の出場辞退に伴う異例の繰り上げ出場。加見成司監督はコンディション調整に苦労したと振り返りつつ「初戦の難しさがあるなかで、身体はよく動いてキレもあった」と選手たちの活躍を評価した。
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前半から試合の主導権を握っていた聖和学園は後半7分にMF小杉唯斗のコーナーキックからDF遠藤壮琉が頭で合わせて先制。さらに同22分には小杉が右足で冷静に決めて追加点を奪った。後半アディショナルタイムには再びコーナーキックからDF川上壱也がダメ押し点を奪って試合を決めた。
加見監督は試合後に「初戦の難しさがあるなかで身体はよく動いてキレもあった」と一言。前半はシュートを10本以上放ちながら無得点という展開だったが「後半にいけるかなという感じで見ていました。いい時間に点数入ってよかった」と話し、焦りはなかったと振り返った。
今大会は県大会決勝で敗れ、その後に優勝した仙台育英が出場辞退。それに伴う繰り上げでの出場権獲得と異例のかたちでの全国大会出場となった。指揮官は「選手権が終わってからもプリンスリーグが2試合あったのでそこを頑張ろうという状況でした。全く何もやっていないゼロの状況からもう一回という感じではなかった。練習量はだいぶ落ちていたので、コンディションを上げるのには時間がかかった」とこの選手権に臨むまでの経緯を明かした。
今大会を迎えるまでにインフルエンザなどでベストメンバーが組めないなかでの調整も続いたが、選手たちは気持ちを切らせることなく全国大会初戦で最高の結果を手にした。「仙台に比べると気温はやっぱり高いのもあって、難しいなかでも今日は非常に体が動いていた」と語った加見監督だが、「この後のケアをしっかりとしないと次の試合、身体が動かないかなというふうには思っています」と次の試合に向けて気持ちを切り替えていた。
(石川 遼 / Ryo Ishikawa)




















