Jトップ昇格も「悔しい気持ちが強い」 痛感した“甘さ”… 誓うプロでの巻き返し「突き詰めないと」

トップ昇格が決まっている横浜FCユースのMF岩崎亮佑
高円宮杯プレミアリーグEAST最終戦、横浜FCユースは流通経済大柏高に1-3で敗れて7位でフィニッシュをした。
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「今シーズンの自分たちが出たのかなという内容でした。前半、最初に立ち上がり(3分)に失点をして、すぐには追いついたんですけど、なかなかゴール前まで持っていくことができずに前半終了間際に失点。自分たちの今年の課題である、詰めの甘さなどが最後に出てしまった試合だと思います」
試合後、こう唇を噛んだのはトップ昇格が決まっているMF岩崎亮佑。1年の頃から攻撃の中心として君臨してきた彼は、質の高いボールコントロールとボディシェイプからのターンやパス、そしてゴール前のスペースへの察知力が高く、この試合でも1ゴールを叩き出していた。
1年生ながらプレミアEASTで7ゴール、昨年は主軸中の主軸として6ゴールを挙げ、リーグ優勝に大きく貢献。最高学年になった今年は、サイドハーフからトップ下を主戦場として6ゴールをマークした。
「この1年間を経験して、去年は僕らの代が中心だったのですが、その中でも3年生がうまくまとめてくれていた部分が大きくて、引っ張ってもらっていたんだなと痛感しました。今年はいざ自分たちの代となったときに、ピッチ外ではすごい仲いいんですけど、そういう部分がピッチ内での甘さなどにつながってしまった。個人的にも3度の怪我で離脱してしまったことも多くて、チームに貢献できないまま終わってしまって悔しい気持ちが強いです」
彼が言うように、EAST王者に輝いたメンバーが多く残り、期待も注目度も高いチームだった。しかし、前期は負けが先行し、後期も3連勝こそあったが、優勝した鹿島アントラーズユースとの勝ち点差は19まで広げられた。岩崎自身も3月のJヴィレッジカップで目を負傷し、復帰してすぐに脳震盪となり、日本クラブユース選手権前に肩を脱臼し、復帰は9月中旬になった。
その状況でも6ゴールをマークしたのは流石の一言だが、不本意な1年になったことに変わりはなかった。
「ユースでプレミアリーグを3年も戦わせてもらって、経験も成長の面でも、濃密な3年間だったとは思うのですが、中学生の時もそうですけど、あと1つのところで日本一になれなくて、全国2位という結果に終わってしまった詰めの甘さは悔しさが残ります。でも、これを糧に成長していかないといけないので、次のステージで後悔のないように頑張りたいと思います」
次のステージはトップでのプロ生活。技術レベル、状況判断能力と処理能力は間違いなく高いだけに、長所をさらに伸ばすことと、課題であるフィジカルの強化はこれから徹底して取り組んでいかないといけない。
「キャンプなどに参加をして感じたのは、一瞬でも判断が遅れた時の寄せのスピードが凄くて、躊躇していると一瞬でボールをかっさらわれたので、自分が武器としている判断の質はもっともっと突き詰めていかないといけないと感じています。フィジカル面も今年は怪我が多くて、筋トレもしっかりとできていなかったので、フィジカルの差というのも今日の試合でもすごく感じましたし、プロになったらもっと必要になってくると思うので、そこは鍛えていかないといけないと強く感じています」
ゲームが作れて、点も取れるアタッカーとしてトップの世界で頭角を表すために。まずはプロとして挑む初めてのキャンプで己をより鍛え上げていく。
(安藤隆人 / Takahito Ando)
安藤隆人
あんどう・たかひと/岐阜県出身。大学卒業後、5年半の銀行員生活を経て、フリーサッカージャーナリストに。育成年代を大学1年から全国各地に足を伸ばして取材活動をスタートし、これまで本田圭佑、岡崎慎司、香川真司、南野拓実、中村敬斗など、往年の日本代表の中心メンバーを中学、高校時代から密着取材。著書は『走り続ける才能達 彼らと僕のサッカー人生』(実業之日本社)、早川史哉の半生を描いた『そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常』、カタールW杯のドキュメンタリー『ドーハの歓喜』(共に徳間書店)、など15作を数える。名城大学体育会蹴球部フットボールダイレクターも兼任。





















