日本人所属の欧州名門が「敗戦率100%」 吹き荒れる解任要求…指揮官の反応を現地報道

セルティックを率いるウィルフリード・ナンシー監督【写真:ロイター】
セルティックを率いるウィルフリード・ナンシー監督【写真:ロイター】

セルティックのナンシー監督「彼らが怒っていることは分かっている」

 スコットランド・プレミアシップのセルティックは、ブレンダン・ロジャーズ前監督の後任として、ウィルフリード・ナンシー監督と契約を結んだ。2年半の契約を結んだフランス人監督だが、早くもファンからは解任を求める声が挙がるなかでチームは勝利に近づいていると強調した。セルティック専門メディア「67Hail Hail」が報じている。

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 アメリカのメジャーリーグサッカーで年間最優秀監督にも選出されるなど、北米で実績を残してきたナンシー監督だが、セルティックの監督に就任してからは公式戦4戦全敗であり、12月17日に行われた第11節のダンディー戦に1-2で敗れると、ファンからは解任を求める声が吹き荒れた。

「67Hail Hail」は「前田大然の前半のゴールでリードをしながらも、セルティックは1-2で敗れ、就任後のフランス人監督は敗戦率100%という記録を継続している」と皮肉交じりに報じたが、ナンシー監督はファンの気持ちを理解しつつも、諦めることを拒み、ファンにチームを支えるように求めた。

 試合後にナンシー監督は「結果は、厳しいものとなった。だが、試合に勝てる可能性はあった。私たちは正しい道を進んでいるが、まだ十分ではない。それは理解している。私たち全員が勝ちたいと思っているが、自信はある。なぜなら試合のたびに改善できていることが見られるからだ。結果という点では、まだ十分ではないけれどね」と話した。

 また、解任を求めてチャントしたファンには「彼らが怒っていることは分かっている。だが、私たちは勝利に近づいている。現在はそれができていないけれどね。選手たちは全力を尽くしてくれているし、解決策を探っている。多くのゴールチャンスを作ったが、得点できなかった。そこに取り組んでいるし、ここから勝てるか見てみよう」と、コメントしている。

 ダンディー戦では、1ゴールを挙げた前田に加え、MF旗手怜央も先発出場し、FW山田新も途中出場で出場機会を得ている。昨季まで国内では圧倒的な強さを誇ったセルティックだが、ナンシー監督はチームを再建できるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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