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“爆買い”抑制へ中国協会が衝撃の新ルール制定 選手獲得に実質2倍の金額が必要に
今夏の移籍市場から適用、スター獲得の動きに歯止めかかるか
中国サッカー協会(CFA)が、昨年から大きな話題を呼ぶ中国クラブの“爆買い”に歯止めをかけようと衝撃の新ルールを制定した。各クラブは選手獲得の際、実質的にこれまでの2倍の金額が必要になるという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
CFAは選手獲得の新ルールについて、以下のように声明を発表している。
「資本的支出によって選手と契約したクラブはそれと同等の金額を請求される。それらは全てチャイニーズ・フットボール・ディベロップメント・ファンデーションへ送られ、若い選手の育成、サッカーの社会的発展、サッカーのチャリティー活動に充てられる」
このルールに従えば、例えばあるクラブが選手を50億円の移籍金を支払って獲得した場合、若手選手の育成などに使われる資金としてさらに50億円の支払いが要求される。つまり50億円の選手を獲得するために、実質的には2倍となる100億円の支払いが必要ということだ。これは6月19日から開かれる夏の移籍市場から適用になるという。
中国クラブは昨年から相場を大きく超えた移籍金と年俸で欧州からスター選手をかき集めている。しかし、あまりに行き過ぎた高額投資が相次いだことに危機感を募らせたのか、協会はこの“爆買い”の動きに制限をかけ始めている。
今夏もチェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタや、マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWウェイン・ルーニーに中国移籍の噂が浮上している。しかし、この新ルールの下では、有力クラブもスターの獲得から手を引く可能性がありそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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