北中米W杯制覇はブラジル? 直近2大会の傾向&過去の好データに海外注目「可能性高い」

6月から北中米ワールドカップが開幕する
組み合わせ抽選会も終わり、約7か月後に控える北中米ワールドカップ(W杯)。世界中で優勝予想などが行われているが、オーストラリアメディア「9News」は、過去最多5度の優勝を誇るブラジルに過去との共通点があると伝えている。
2002年の日韓大会を最後にW杯優勝から24年間遠ざかっているブラジルだが、史上初の外国人監督であるイタリア人のカルロ・アンチェロッティ監督の下、多くの若いタレントが台頭しており、期待が高まっている。
今大会でも優勝候補の一角に挙げられているブラジルだが、「9News」は「グループCの法則」に注目。これは過去2大会の優勝国アルゼンチン代表(22年)とフランス代表(18年)がグループCだったことから、「来年もこの傾向が続くのであれば、優勝候補として最も可能性の高いのはブラジルだ」とした。
また、ブラジルが最後に優勝した2002年のW杯でもグループCに入っていたことも指摘。ちなみにブラジルは1958年大会、1962年大会、1970年大会でも優勝しているが、当時はグループ1~4に分かれていたが、1962年大会と1970年大会はグループ3という今でいうグループCにあたる組に入っていた。過去の大会は出場国も少なかったとはいえ、5度の優勝のうち、3度が3つ目のグループに入った時というのは好データだろう。
さらに優勝した過去のブラジルと多くの共通点があるのは、1994年大会だ。この時のブラジルはグループBに入っていたが、大会を迎える際の前評判は高くなかった。それでもMFドゥンガが主将を務めたチームは24年ぶりに優勝。今大会も現時点ではスペイン代表が優勝候補に挙げられており、再び24年ぶりの優勝を目指すことになっているブラジルは、本命とは見られていない。実際の成績を見ても、W杯南米予選は8勝4分6敗で過去最低の成績で、辛くもプレーオフを回避してW杯出場権を獲得した。だが、94年の時のブラジル代表も当時の最低成績での予選突破だった。
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドや、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがキャリア最後になると見られている北中米W杯。ブラジルではFWネイマールが大舞台に出場するかが注目されているが、24年間優勝なしという状態に陥ったことのないサッカー王国は、6度目の優勝を飾ることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)












