日本人が一発レッドも…海外トップ評価「最高の選手」 数分で味わった「天国と地獄」

ポルトガル1部アロウカの福井太智が、今季2ゴール目からのレッドカード
ポルトガル1部アロウカのMF福井太智が1試合で“天国と地獄”を味わった。現地時間12月7日のプリメイラ・リーガ第13節エストレラ戦に先発した福井は左足のミドルシュートで今季2得点目を挙げたが、その後に退場処分となった。福井を含む2人の退場者を出したアロウカは1-3で敗れた。
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21歳の福井はサガン鳥栖からドイツの名門バイエルン・ミュンヘンへとステップアップ。その後、ポルティモネンセを経て、昨季からアロウカでプレーしている。
中盤センターで先発したエストレラ戦では2点ビハインドの後半14分にこぼれ球をエリア外から左足のダイレクトボレーで叩き込むゴラッソを決めた。今季2得点目でチームに反撃の機運をもたらした。
しかし、そのゴールの9分後に福井は相手に足裏での危険なスライディングタックルをしてしまい、VARチェックの末に退場となった。前半にすでに一人退場者を出していたアロウカは終盤にさらに失点し、1-3で敗れた。
福井にとっては痛恨の結果となったが、ポルトガル現地メディアはそのパフォーマンスを高く評価している。
「A BOLA」は採点で福井に5点をつけた。これはアロウカ内ではトップタイで「ほんの数分で天国と地獄を味わうことになったが、最終的にはアロウカで最高の選手だった。難しい体勢から素晴らしいゴールを決め、チームに希望を与えた」と評された。「危険なタックルで退場となり、高いレベルのパフォーマンスに傷がついた」とレッドカードは当然マイナス査定となったが、トータルでは好印象を持っていたようだ。
「zerozero」でも「この若き日本のMFはチームを機能させる上で不可欠な存在。ボールコントロールとビジョンは間違いなく傑出している。エリア外からの素晴らしいゴール。今後、より高いレベルでの活躍が期待される」とポジティブな評価をされている。アロウカは18チーム中17位と苦しんでいるが、福井はチームの浮沈の鍵を握る存在となりそうだ。




















