田中碧が敗戦の危機を救う劇的弾 リバプール相手に2戦連発…最高評価「素晴らしい冷静さ」

終盤投入の田中碧がチームを救う劇的同点弾
イングランド・プレミアリーグのリーズ・ユナイテッドは現地時間12月6日、リーグ戦15節でリバプールと対戦し、3-3で引き分けた。リーズの日本代表MF田中碧は途中出場から劇的な同点ゴールを決め、チームの驚異的な追い上げに貢献した。
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前半はスコアレスで終了したものの、後半開始直後の5分間で試合は一変する。リバプールのFWウーゴ・エキティケが後半3分、DFジョー・ロドンのミスを突いて先制ゴールを決めると、さらに2分後にはGKルーカス・ペリの前に飛び出して追加点を奪い、リーズは0-2とリードを許す展開となった。ダニエル・ファルケ監督は局面を打開すべく、フォーメーションを4-3-3に変更し、田中とMFウィルフレート・ニョントを投入する3枚替えを敢行。この采配が試合の流れを変えるターニングポイントとなった。
リーズはFWドミニク・キャルバート・ルーウィンのPKと、MFアントン・スタッチのシュートで同点に追いつく驚異的な反撃を見せた。しかし、リバプールもMFドミニク・ソボスライがカウンターから冷静にゴールを決めて再びリードを奪った。それでも試合終了間際、アディショナルタイム6分にリーズのホームスタジアムであるエランド・ロードは熱狂に包まれる。左コーナーキックがファーサイドの田中碧に渡ると、田中は左足で押し込みGKアリソン・ベッカーを破るシュートを突き刺した。
チームに貴重な勝ち点1をもたらした田中にリーズ専門メディア「Leeds Live」は、途中出場ながら、チーム最高の採点となる「9」を与え、「中盤からより創造性と意図をもたらした」「ボールをゴールにたたき込む素晴らしい冷静さを示した」と寸評している。
また、英地元メディア「ヨークシャー・イブニングポスト」も「8点」の高評価を与え、「ボールさばきが良く、冷静沈着に同点ゴールを決めた」と称賛している。後半20分にMFグルエフと交代で投入された田中は、劣勢のチームに流れを呼び込み、劇的な同点ゴールという最高の結果を残し、チームの「驚異的な反撃」を主導した選手のひとりとして大いに称賛された。



















