日本と同組、チュニジアの突破は「極めて困難」 難敵揃い…現地も弱気「3位は狙える」

日本と同組に入ったチュニジア【写真:ロイター】
日本と同組に入ったチュニジア【写真:ロイター】

チュニジア1部クラブの監督が見解を示した

 2026年北中米ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選が行われ、チュニジアは、グループFでオランダ、日本、欧州プレーオフ勝者(ポーランド、スウェーデン、ウクライナ、アルバニア)と同組に入った。チュニジアメディア「La Presse」は「厳しいグループに入った」との見解を示している。

 記事ではチュニジア1部CAビゼルティンのチヘブ・エリリ監督のコメントを報道。「グループFはチュニジアチームにとって決して容易なものではない。オランダや日本のような強豪と対戦するのは事態を複雑にする」と難敵揃いの組み合わせに懸念を示した。

 さらに「難しさはグループ上位2チームに限ったことではない」と述べたうえで、「ウクライナ、ポーランド、スウェーデンといった欧州プレーオフ出場チームも非常に手強い相手になるだろう。これらの国は豊富な国際経験を持ち、主要大会に向けてフィジカル面と技術面の両方でピークに達するための準備方法を熟知している」と警戒した。

 それでもエリリ監督は「チュニジアは試合をうまくコントロールすれば、グループ3位は狙える」と楽観的な展望を語っている。

 また、チュニジア1部スタッド・チュニジアのラスサード・ドリディ監督も「極めて困難」と表現。「オランダは欧州屈指の強豪であり、名門クラブ出身の選手が揃っているため、ハイテンポな試合展開が期待できる」と言及。さらに「日本も、選手たちのスピード、テクニック、そして国際経験といった強みを武器にしている」と評価し、グループFの難易度の高さを認めた。

 2026年W杯は、カナダ、アメリカ、メキシコの3か国共催で開催。現地時間6月11日から7月19日まで、48か国が参加する史上最多規模の大会となる。抽選会には米国のドナルド・トランプ前大統領やFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長らも出席し、世界的な注目を集めた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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