イランがW杯抽選会をボイコット? 入国制限の影響…海外報道「例外が適用されなかった」

アジア予選を勝ち抜いたイランの選手たち【写真:AP/アフロ】
アジア予選を勝ち抜いたイランの選手たち【写真:AP/アフロ】

イランはビザ発給拒否を理由に来月のW杯抽選会をボイコットか

 イランサッカー連盟が、米国によるビザ発給拒否を理由に12月5日に行われる北中米共催ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会をボイコットすることが明らかになった。

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 英紙「ガーディアン」によると、「イランサッカー連盟の広報担当者は、ビザ申請を拒否する決定は『スポーツとは無関係である』と述べた」としている。ドナルド・トランプ米大統領により6月に発令されたものでは、19か国の国民が米国への入国を制限されているが、イランはそのうちの1つだ。

 記事では「W杯やその他の主要スポーツイベントに出場するために渡航する選手、コーチ、または必要なサポート役を担う人物には入国禁止措置の例外が認められていたが、今回のケースでは適用されなかったようだ」としている。ビザが発給されなかった人物のうち1人は、イランサッカー連盟のメフディ・タージ会長であるという。

 これにより、イランサッカー連盟は「FIFA(国際サッカー連盟)に対し、今回の決定はスポーツとは無関係であり、イラン代表団のメンバーはW杯の抽選に参加しないことを伝えた」とされた。

 FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は10月に開催された欧州クラブ連盟の総会において「6月11日にメキシコシティで開幕するW杯では誰もが歓迎される」と約束していたという。しかし、今回のような事態が起こってしまった。

 FIFAでは試合のチケットを購入したファンにもビザ申請手続きを優先的に行える「FIFAパス」の創設を発表したが、その制度は「ビザ申請は可能だがビザ発給や米国への入国が認められない可能性がある」というもの。この問題の行く末がどのような形に決着するのか注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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