契約満了も…元J1得点王が明言「日本に残ることは決めた」 新天地は「まだ言えない」

浦和のチアゴ・サンタナ【写真:徳原隆元】
浦和のチアゴ・サンタナ【写真:徳原隆元】

浦和のチアゴ・サンタナ「どこに行くかまだ言えませんが、来年また日本にいます」

 浦和レッズは11月26日に公開トレーニングを行い、今季限りでの契約満了が発表されたFWチアゴ・サンタナは「日本に残ることはもう決めました」と、来季以降もJリーグでプレーすることを明かした。

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 昨季に清水エスパルスから浦和に移籍したサンタナは、ペア・マティアス・ヘグモ監督が率いたゴール前に人数を掛けていく攻撃的な姿勢を打ち出したチームの中で11ゴールを挙げるも、9月にマチェイ・スコルジャ監督が後任として就任してからは1ゴールに留まった。今季は開幕から3月末までに3ゴールを決めたものの、負傷離脱もありその後は7月の湘南ベルマーレ戦の1ゴールのみ。9月に入りFWイサーク・キーセ・テリンが加入すると外国人枠の関係もあり出場機会がほとんどなくなった。

 そうした浦和での2シーズンについてサンタナは「ずっと浦和でプレーしたい気持ちが日本に来てから常にありました。それはできたんですけど、振り返ると1年目は結果を残せたんじゃないかなって思っています。ただし、今年ですね、2年目はやっぱり良くなかった。まず怪我が多くて、自分の人生のなかで一番怪我が多かったシーズンになったと思います」と話した。

 その2シーズンのなかで、今年6月のクラブ・ワールドカップ(W杯)に出場したことは「夢が叶った」と、ハイライトとして話す。「本来のプレーは残念ながらできませんでした。怪我のせいなので悔いはありますけれど、それでもクラブW杯に出てああいう雰囲気で試合をできたので」と、心残りと達成感の2つの感情を織り交ぜながら話した。

 浦和の今シーズンは残り2試合となるが「監督と話をして、監督が『できればチャンスを与えたい』と。それが1試合なのか2試合なのかを決めるのは監督ですけど、試合に出て活躍したいっていう気持ちがあります」と、出場機会を得られる可能性があることを話した。

 清水時代の2022年にJ1得点王を獲得した実績もあるサンタナは、去就について「まだ2試合あるので、できるだけいい形で今年を終わりたいと思います。日本に残ることはもう決めましたので、どこに行くかまだ言えませんが、来年また日本にいます」と、Jリーグでのプレー継続を宣言した。好調時にはゴール前での決定力を見せた2シーズンだっただけに、来季のどのクラブでプレーするのかも含め、もう一花を日本で咲かせる姿が期待される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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