W杯ホスト国×南米強豪が大乱闘「ベンチは空っぽ」 終了間際に勃発…現地報道「物議を醸した」

アメリカがパラグアイに2-1で勝利した
アメリカ代表は現地時間11月15日、フィラデルフィアでパラグアイ代表との親善試合に臨み、2-1で勝利した。しかし、試合内容以上に注目を集めたのは、選手たちによる大乱闘だった。アメリカのラテン系メディア「ラティヌス」が報じている。
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試合は開始早々から動いた。前半4分にMFジョバンニ・レイナのゴールでアメリカが先制。同10分にFWアレックス・アルセのゴールでパラグアイに同点に追いつかれたが、後半26分にフランス1部モナコで南野拓実とチームメートのFWフォラリン・バログンが決勝点を挙げた。
物議を醸した場面は、後半アディショナルタイムに突入した46分。左サイドのタッチラインに出たボールをパラグアイ代表DFグスタボ・ゴメスが離さなかったことから、アメリカ代表DFアレックス・フリーマンと衝突。互いにボールを離さなかったことで、両チームの選手が引き離そうと駆け寄り、もみ合いに発展。さらにピッチ上の選手たちに加え、両軍のベンチの選手やスタッフも飛び出したことで大乱闘へ。最終的にはパラグアイのグスタボ・アルファロ監督やアメリカのマウリシオ・ポチェッティーノ監督らが事態を収拾しようと務めたことにより、落ち着きを取り戻したが、親善試合とは思えぬ大荒れの展開となった。
現地メディア「ラティヌス」は「物議を醸した瞬間は、スローインをめぐる争いから生じ、全員が巻き込まれる事態となった。友好的な試合とはほど遠く、ベンチは空っぽの大乱闘となった」と伝えた。続けて「グスタボ・ゴメスとフリーマンがスローインのボールを巡って争い、互いに押し合いを始めたことから小競り合いが生じ、フィールド上の選手たちが彼らを引き離そうと介入したことで大乱闘に発展した。ベンチの選手たちも加わっていたため、事態はさらに悪化していた可能性もあった」と詳細を報じた。
この試合は2026年ワールドカップ出場国同士による注目の一戦だった。W杯の抽選会次第ではグループリーグで同組になる可能性もあり、遺恨を残すことになった。




















