鈴木彩艶が不在で…「代わりではなく自分を示す」 鹿島の守護神が証明したい「どれだけやれるのか」

鈴木彩艶の不在で早川友基に出番がくるか
森保一監督率いる日本代表は11月10日、千葉県内でトレーニングをスタート。GK鈴木彩艶(パルマ)の不在で出場に期待がかかるGK早川友基(鹿島アントラーズ)が「自分がどれだけやれるのかを示せるいい機会だと思う」と11月の2連戦に向けて意気込んだ。
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冷たい風が吹くピッチで唯一のGKとして汗を流した早川。この日から来年の北中米ワールドカップ(W杯)でも使用される赤、青、緑カラーが特徴の「トリオンダ」を使ってトレーニングをした。ボールを手で扱うGKとして、これまでとの変化が気になるところだが、新ボールについて「軽いから、結構ブレるというか、最後まで結構変化する感じは今日やって感じました」と話す。現在Jリーグで使われている試合球よりも「あまり滑らない」ようで、「GKとしてちょっとはありがたいかなと思います」と感触を説明した。
今シリーズでは、鈴木彩艶が負傷のため代表不参加が決定した。GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)も不在のなかで、早川の出場に期待が高まるが、「この先、自分がワールドカップのメンバーに選ばれるためにも、今回のここでの結果っていうのは非常に重要になってくる」と、冷静に自分の立ち位置を見つめる。そして、「自分がどれだけできるっていうのを証明して、味方に安心感を与えたいなっていうのもありますし、自分がこれだけできるっていうのも、自分自身として感じたい」と自分自身への期待も込めた。
また、代表活動を通じて経験やプレー面を鹿島に還元できていることも感じながら、鹿島と代表の両軸で成長できている実感を明かした。
「代表で得たものを結構、鹿島に還元できてるかなというふうには思っているので。もちろん鹿島で試合に出続けてるからこそ得られるものもありますし、ここ(代表)に来た時に、しっかり持ってるもの全てを出したいなというふうに思います」
そして今シリーズからは6日にお披露目された新ユニフォームを着用して試合に臨む。「阿修羅」がモチーフとなったGKユニフォームを1番最初に着用する可能性があることに「俺でいいんすかねって感じですけど」と遠慮しながらも、「あまり着たことないデザインなんで、楽しみですね」と笑った。
最後に、「本当に誰が出ても、やっぱり日本代表は日本代表なので。しっかり勝ちに持っていきたいなっていうところと、自分が(誰かの)代わりとして出るっていうわけではなく、自分がやっぱどれだけやれるのかというのを、日本の皆さんにもそうだし、味方にも示せるいい機会だと思うので、そこを意識してやっていきたい」と語り、強い決意で締めくくった。
(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)




















