インテル番記者、長友の放出は既定路線と語るも… 「ロッカールームをまとめる男」の人気指摘

プレーでサポーターから批判集める長友だが、「人間的には素晴らしい」と語る番記者

 インテルの日本代表DF長友佑都は21日のラツィオ戦で6試合連続先発出場を果たすとイタリアメディアで予想されている。今季終盤戦でポジションを確保した一方、試合では精彩を欠いている。4月30日のナポリ戦で相手に決勝点を献上後、SNSで心境綴ったツイートをすると、サポーターからの怒りの声で炎上した。今季限りで退団と報じられるインテル最古参の男だが、「ウォモ・スポリアトイオ」と呼ばれるなどクラブ内の評価には絶大なものがあるという。

 イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインテル番記者、マッテオ・デッラ・ヴィーテ氏は今季限りでの長友の放出を既定路線と語る一方で、ロッカールームでは愛されていると指摘する。

「クラブ側にもチームメートからも、愛されている。あの笑顔、『ウォモ・スポリアトイオ』と呼ばれている。それは『ロッカールームをまとめる男』という意味だ。人間的には素晴らしい、ポジティブな評価を得ている」

 プレーではサポーターとファンから批判を集めるインテル最古参の男だが、チームメートからの人気は高いという。ロッカールームを掌握するとまで評されている。レギュラーのDFアンサルディが左鼠蹊部の手術で今季絶望となった事情もあるが、試合に出るたびにイタリアメディアから「正しいプレーが何一つない」など酷評され続けながらも、出番を手にできる理由はロッカールームでの評価にあるのかもしれない。

 

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