ドルトムント香川が初告白! チームバス爆破事件の全容言及、心境吐露 「皆さんに伝えたい」

事件の夜、悪夢を見たと回想

 結局、試合は延期が決定し、ドルトムントの選手たちは事件の尾を引きながら帰宅。香川のもとにも安否を気遣う連絡が多く届いたという。その夜、ベッドに入った香川はすぐ眠りつけず、ようやく寝付いた後には“悪夢”を見たと回想している。

「家に帰って、色々心配してくださる方からも連絡がきましたが、あまり頭に入らず。ベッドに入り寝ようとしても寝れず。やっと少し寝て夢を見ました。同じ情景、同じ音 またバスのガラスが割れる夢。本当に怖かったし、今も怖いです。本音いうとバスに乗るのも、試合に行くのも。モナコとアウェイの試合に行くホテルからスタジアムのバスの中も恐怖感がありました」

 事件後、ドイツ連邦検察庁はバス爆破事件の容疑者を逮捕。16日に「テロリズムの背景はない」という調査結果を発表し、ドルトムントの株価を操作するため犯行を実行したとされる。事件は一応の収束を見た形だが、香川は苦しい胸の内を綴っている。

「犯人は捕まったようですが、今後もまたドルトムントや他のサッカーチームなどスポーツ団体、競技が狙われるかもしれません。今まで戦争や、テロというのは自分にとって遠いイメージがありました。でも今回このような事が起きて他人事ではなく本当身近に危険がある事を実感しました。世界の中では、このような恐怖を経験して生活をしている人がいる事を思うと本当に息苦しくてしょうがありません」

 

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