13戦不発の日本人FWに「あのような反応は起きない」 苦境も監督が信頼の訳「乗り越えてきた」

バーミンガムFW古橋亨梧はカップ戦の1ゴールのみ
スコットランド1部セルティックで驚異的なゴール数を挙げていたストライカーが苦しんでいる。今夏の移籍市場でフランス1部レンヌからイングランド2部バーミンガムへ加入した日本代表FW古橋亨梧だが、今シーズンのリーグ戦で13試合に出場しているものの未だにゴールを挙げられていない。スコットランドメディア「Daily Record」がかつての英雄の現状を報じた。
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高い得点能力を期待された古橋だが、イングランド2部リーグでは13試合に出場してノーゴール。バーミンガム加入後、唯一のゴールはカラバオカップ1回戦のシェフィールド・ユナイテッド戦(2-1)で決めた1得点のみとなっている。
バーミンガムは古橋の獲得に1000万ポンド(約20億円)を投じたと伝えられているが、ファンと監督は13試合ノーゴールの日本人ストライカーに対して、揺るぎないサポートを続ける構えのようだ。
記事では、古橋が後半59分からピッチに立った11月4日の第14節ミルウォール戦の様子も伝えた。チームが4-0で勝利したこの試合で古橋にも2度のチャンスがあったが、GKとの1対1を決められず、パトリック・ロバーツからのクロスに反応して放ったシュートも枠を外れた。そして「キョウゴは試合後に落胆した表情を見せていたが、すぐに笑顔を取り戻して試合後にはチームメイトと恒例の勝利を祝うダンスを彼の名を歌うファンの前で踊った」と伝えた。
バーミンガムのクリス・デイビス監督も「あれには大きな意味がある。彼がどれだけ貢献しているかをファンが理解し、応援したいと思っている証だ。彼を信頼していなければ、あのような反応は起きない」と語り、ファンからの古橋への信頼は揺るがないと強調した。
さらに「彼は誰よりもチャンスを得ている。賢く動き、走れるし、しかも速い。以前から言っているが、ゴールは必ず決まるようになる」と、古橋が得点を挙げると言い「彼は自信を取り戻しているところだ。今日、得点できなかった事実はあるが、私は練習からも成長している様子がうかがえる。フランスではあまり試合に出ていなかった。彼は成長して、出場している時はチームに多くをもたらしてくれている。どんなストライカーも同じだが、キョウゴは集中していて非常にプロフェッショナルだ。彼は理解している。経験もあり、こうした状況も乗り越えてきたはずだ」と、今後の活躍への期待を述べた。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















