インザーギ監督、ミラン指揮に意欲 「解任されなければ、喜んでミランに一生を捧げる」

インザーギ監督、ミランの指揮で「白髪も増えてきた」

 ACミランのフィリッポ・インザーギ監督が27日のイタリア杯準々決勝ラツィオ戦で0-1で敗れた後、指揮を執り続けることを熱望した。
「ベルルスコーニ会長とガリアーニは私に信頼を寄せ、私のプロ意識を信じている。私はこのユニフォームに全てを捧げるが、現状が困難であることも理解している。ミランを頂点に押し上げることができるのなら、気分も良くなるのだが……。もしも、解任されなければ、私は喜んでミランに一生を捧げる。このベンチは私が夢見ていたもの。多くの人間が私に信頼を寄せている。私がミランに全身全霊を注いでいない、と言える人間はいないはず。選手も私を心配してくれているが、私は着実に成長している。白髪も増えてきたが、私は監督として成長の度合いを早めている」
 地元メディアで解任の危機が報じられる中、国営放送「RAI」の試合後のインタビューでインザーギ監督はこう語った。
 1月のリーグ戦で勝ち星なく順位は沈み、この日敗れたイタリア杯こそが浮上の契機となるはずだったが、ラツィオに敗れた。地元メディアはインザーギ監督の解任危機を報じているが、指揮官はあくまで使命を全うする気概を示している。
「ミランでは全ての事柄を早急に推し進めなければいけない。私自身が急いでいる。ミランが勝てなければ、一番ショックを受ける人間は自分でもある。しかし、誰もが理解しなければいけないのは、事態を一変させる魔法の杖を持った人間は誰もいないということだ」

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